「大統領になる方法」は、1960年の大統領選のニクソン対ケネディの選挙戦をテーマにしたゲームです。 ボードを広げ、州の紋章を各州に配置します。候補者のコマを指示のある州にその数だけ配置し、候補者の地元に候補者コマを置きます。 討論タイルとラウンドマーカーも準備します。 各プレイヤーは、対応する色のコマのストック、候補者カード、気勢マーカーを受け取ります。 政治資本バッグに各プレイヤーのコマを10個ずつ入れます。 キャンペーンカード、裏書カードをそれぞれ、よく切っておきます。 その他の用具は、分かるように置いておきます。 以下の流れでゲームは進みますが、6ラウンド目と9ラウンド目は運用が異なります。 通常のラウンドは以下の流れになります。 1、優先権フェイズ ラウンドの数に応じて、キャンペーンカードを引きます。 優先権チェックを政治資本バッグを用いて行い、決まったほうが先攻後攻を決めます。 2、アクションフェイズ 以下のいずれかを行います。アクションを行うと積み立てコマを、手元に獲得していきます。 なおコマを置く場合に、相手のコマがある場合は、そのコマを無くした後に、自分のコマを置くことが出来るようになります。 イベントカードとしてプレイ:手札から1枚イベントカードとしてプレイします。その効果を適用します。なおイベントには、通常のもの、6ラウンド目のテレビ討論のもの、9ラウンド目の投票日のもの、特定のカードを防止するものがあります。 キャンペーンポイントとしてプレイ:手札から1枚、州でキャンペーンを行うために全米を移動して州のサポートを獲得したり、メディア戦略に投資したり、政策の討論の立場を明確にするために用いることが出来ます。なおキャンペーンポイントでカードを使うことに関しては、相手は気勢マーカーを用いて、イベント面の効果を行うことが出来、それを防止するためにあらかじめ気勢マーカーを用いてキャンセルしておくことも出来ます。 候補者カードを使う:候補者カードをプレイすることで、より強力にキャンペーン展開が出来るようになります。 3、気勢フェイズ 最初に双方の気勢を半分失います。 各討論の政策について、現在の優先順位に応じて、気勢マーカーや裏書の効果を得ます。 その後、討論のボードから1つコマを取り除き、メディアサポートの結果により、討論の優先順位を変更することが出来ます。 4、キャンペーン戦略フェイズ 残ったカードから1枚をキャンペーン戦略のマスに置きます。このカードはテレビ演説と買い投票日で効果が発揮されます。 積み立てコマを政治資本バッグに入れます。 これを繰り返していきます。 ラウンド6にはテレビ討論があります。 同じように優先権を決めた後、キャンペーン戦略フェイズで置いたカードを用います。なおこのラウンドではテレビ討論に効果のあるイベントが適用されます。 討論の結果を討論表に置き、市民権、防衛、経済のそれぞれの項目に、カードを裏向きに置きます。双方が2枚ずつ出されたところは公開され、勝ったほうに現在の討論の順番に応じた州のサポートを獲得します。 最後までプレイされたら、勢力の高いほうが勝ち、同じ場合は優先権を持つ側が勝ちます。 ラウンド9には投票があります。 最初に、討論ボードに置かれたコマを、政治資本バッグに入れます。 優先権を決めた後、キャンペーン戦略フェイズで置いたカードを用います。 なおこのラウンドでは投票日にに効果のあるイベントを優先権を持つプレイヤーが順番を決めて適用されます。 サポートコマが置かれていない州には、そのエリアに裏書マーカーがおかれていたら、その州を勝ったことになります。 より多い票数を獲得したプレイヤーがゲームに勝ちます。 落合信彦やトム・クランシーなどの政治モノが好きな人には堪えられません。 |