タイトル 4イン1
原題タイトル 4in1
会社・出版社 Amigo
デザイナー --
プレイ人数 2-6人
対象年齢 10+
プレイ時間
難易度(5段階、易1<難5) 3

「4イン1」は、4つのトリックテイキングゲームを1つにしたお得なゲームです。
中には、バス・シュティヒ、ニエット、ミューのリメイクと、マインツという新作が入っています。

「バス・シュティッヒ」は、切り札を推理しながら手札を作り、その手札で目標を達成させるという、非常に複層的なトリックテイキングゲームの怪作です。
最初に最初の親プレイヤーを決め、トリックテイキングの目標チップを順番に1枚ずつ取っていきます。
このゲームは1ラウンドで、前半と後半に分かれます。
前半戦では親プレイヤーは36枚のカードを4x9に並べ、親プレイヤーはそれぞれの切り札カードを1枚ずつ、自分だけ見ます。
親の左隣からカードを1枚ずつ順番に取り、トリックテイキングを行ったらどれが勝つかを、切り札カードにて親プレイヤーが判定します。判定が終わったら、各自獲得したカードを手札に入れます。
これを9回繰り返して、最終的に切り札を公開します。
後半戦では親プレイヤー以外は、あらかじめ取った目標チップを1枚指定します。この目標チップには「3トリック獲得」「赤いカードは取らない」「最後のトリックを取る」「最小トリックに押さえる」などの指示があります。
親プレイヤーからトリックテイキングを開始します。通常のトリックテイキングでランクの切り札はその数字が切り札として独立したスートとなります。もっとも強いのが切り札色のそのランクです。
トリックテイキングが終了し条件を達成したら、その目標チップを捨てることが出来ます。ディーラーは他の全員の目標が失敗した場合にのみ、好きな目標チップを捨てる出来ます。
手持ちにある目標チップをすべてなくしたプレイヤーが勝ちです。


「ニエット」は暫定的にパートナーを組んで、ルールをラウンドごとに決定させて行うトリックテイキングゲームです。
毎ラウンド各プレイヤーに10枚配ります。その手札を見てから、スタートプレイヤー/手札枚数/切り札スート/もっとも強いカード/得点の中から、それにならないように条件をつぶしていきます。各項目においてどれか1つだけ残った条件が、今回のラウンドのルールとなります。スタートプレイヤーが、この時点でパートナーを決定し、手札の枚数決定に応じて何枚か手札を伏せて捨てます。
このトリックテイキングゲームは、定められたルールに則ったプレイヤーから始まり、切り札スートともっとも強いカードを切り札としてゲームが行われます。基本的にはマストフォローのトリックテイキングゲームで、フォローが出来なければトランプすることが出来ます。同じランクのカードが2枚ありますので、2 枚とも出された場合は後に出されたほうが勝ちます。
得点はペアごとに計算され、トリックの数と相手から出された1カードに対して、あらかじめ定められた得点が入ります。これを8ラウンド繰り返し、得点を競います。


「ミュー」は、カードを提示て得点も得られるオークションビットと、デクレアラーとバイスによる2種類の切り札決定という、実に独特なパートナーが毎回替わるトリックテイキングゲームで、大変凝った作りでエキスパート向き。


「マインツ」は、8ラウンドのトリックのうち、2トリックをどのように取るのかがポイントのゲームです。
ポイントカードを分けておき、36枚の数字カードをよく切ります。
各プレイヤーに9枚ずつ配ります。この中から1枚を使わずに伏せて捨てておきます。
一般的なトリックテイキングのルールで行われます。
プレイされたカードと同じ色のカードでフォローしなくてはならず、フォローできない場合は捨て札になります。
トリックは、もっとも低い数字をプレイしたプレイヤーがトリックを取ります。もしくはマインツ宣言を行えば、とりあえずトリックを取ることが出来ます。
トリックを取ったら、同じ色のカードの手札と交換が出来ます。
各プレイヤーはトリックを2つとらなくてはならず、既に取ってしまったプレイヤーはプレイは出来ますが、トリックを取ることは出来ません。
結果、数字の合計で点数を配分します。
これを8ラウンド行い、勝敗を決めます。