「6ビリオン」は、M.T.Savageの書いた"The Millenial Project"というSF小説からヒントを得た太陽系惑星への移住をテーマにしたゲームです。 プレイヤーは民族の代表となります。このゲームは最初、地球に10億人いるところから始めます。 また各プレイヤーに隠された計画カード1枚と、コロニー2カード1枚、それに加えて手札5枚を持ちます。山札は3枚表向けられています。 毎ターンごとに順番を決めます。 手番では、まず惑星ごとに民族が倍増します。ただし面積の限界に達すると、通常ではそれ以上増えることはありません。 その後派遣したコロニー/移民を目的の惑星へ移住させます。 手番にはアクションカードを2枚まで使うことが出来ます。移民は自民族がいなくて他民族がいる惑星に送り込めます。コロニーは自民族がいなくて人口最大値まで到達してないと送りこめます。発見カードをコロニー設立にしても構いません。またダブルは人口を増やすために使えます。 これらの行動に対してキャンセルカードを出すことも出来、またこれに対してレスポンスカードで応酬することも可能です。 これ以外にも他プレイヤーに対して勝手に移民などを行い、点数を取るカードもあります。 手番の最後に6枚になるように手札を補充します。ただしアクションカードをプレイしないと手札を総取替えすることになります。 このゲームには中立勢力というプレイヤーたち共通の対戦相手がいます。 これも同時に人口を増やして移民していきます。 ゲームはいずれかの民族がアステロイドベルトか地球で1024まで達するか、すべての太陽系の惑星に人口が送りこまれたらゲームが終了し、各惑星の人口に応じた点数加算に加え隠された計画カードのボーナスを得て、さらに発見カードのボーナスを得て最も高得点のプレイヤーが勝ちです。 一種独特の世界観を表すゲームで少々とっつきにくいかもしれませんが、惑星移民をベースにしたSFゲームとして印象深いです。実はわたしのメールの友人の所属するサークルが作った、オーストラリア産のゲームです。 |