タイトル 七王国の玉座ボードゲーム
原題タイトル A game of throne boardgame
会社・出版社 Fantasy flight
デザイナー C.T.Petersen
プレイ人数 3-5人
対象年齢 12+
プレイ時間 180分
難易度(5段階、易1<難5) 4

「七王国の玉座ボードゲーム」は、ジョージ.R.R.マーティンのファンタジー小説「七王国の玉座」に基づいた、公家の興亡を描いたボードゲームです。

ボードを広げ、対応するマーカーを指定された場所に置き、指示された場所に中立軍をボード上に配置します。
蛮族の攻撃トークンを蛮族の攻撃表の0に置き、ターントークンを1に置きます。
各プレイヤーは最初の公家を決定し、その公家のカードを受け取り、ウエステロスカードをそれぞれの番号に分けて山札を準備します。
各公家は部隊をセットアップに従って配置し、ストックからパワーカウンターを5個持ちます。

各ターンは3つのフェイズに分かれていますが、ウエステロスフェイズは最初のターンは飛ばします。

1、ウエステロスフェイズ
イベントカードを適用します。ターントークンを進め、ウエステロスカードのそれぞれ1番上をめくってその指示に従います。
補給カードは支配エリアの補給力を1段階上げ、より多くの軍隊を維持できるようになります。
召集カードは支配下の都市や要塞に応じて部隊を召集できます。
王たちの激突カードは3回のパワーカウンターの入札によって、王位継承権の影響力/恒常的な戦闘におけるボーナス権/指令権を決定します。
蛮族カードは北方の蛮族攻撃を処理します。
それ以外のカードはその指示に従います。

2、指令フェイズ
10個の通常の指令カウンターに加え、指令権に応じて指令カウンターを用いて戦略フェイズを行います。
指令には進軍指令/防御指令/侵略指令/援軍指令/権力の統合があり、また指令権に応じてそれらの中でさらに強い指令も出すことが出来ます。
これらを秘密裏に自分の部隊が支配しているエリアに配置します。
全てのプレイヤーが指令を決定した後公開し、指令権1位のプレイヤーが状況を見てから指令を1件交換できます。

3、アクションフェイズ
王位継承権の順番に従い、以下の順番で解決します。
・侵略:隣接するエリアに部隊を侵略させ、相手の援軍や権力の統合や侵略を妨害でき、そのカウンターを取り除きます。陸上の侵略カウンターは海に対して効果を及ぼすことは出来ません。これにより相手の指令をキャンセルさせることも出来ます。
・行軍:部隊を移動させ攻撃を行います。行軍指令はそれぞれの部隊に修正を与えます。海を挟んで軍艦で離れた陸地へ行軍することも可能です。
あるエリアで戦闘が起こった場合、それぞれ援軍を呼ぶことが可能です。その後それぞれの部隊の戦闘力と指令修正と戦闘ボーナス権の修正を宣言し、それぞれ公家カードを1枚以上秘密裏に選んで同時に公開します。これで高いほうが勝利します。負けたほうは勝った側にある剣の本数から負けた側にある砦の数だけ損害を出し、可能な限り退却させます。征服した先にある指令カウンターは取り除かれ、使用した公家カードは使いきるまで再利用できません。
・権力統合:エリアに置かれた権力統合のカウンター1つにつき、パワーカウンターを1つ得ます。またそのエリアのパワーシンボルからも得られます。

これを繰り返していき、10ターン経過した時点でエリアを最も多く支配したプレイヤーが勝ちます。また7つの主要なエリアを獲得した時点でそのプレイヤーの勝ちとなります。

同名の小説はかなりゲーム化を意識して作られたゲームです。
ファンタジー好きで国捕り物が好きな方なら、ゲームともどもお勧めできるはずです。

他のサイト:
The table game which plays happilyでの紹介