タイトル エイジ・オブ・ナポレオン
原題タイトル Age of Napoleon
会社・出版社 Phalanx
デザイナー R.Verlaque
プレイ人数 2人
対象年齢 12+
プレイ時間 180分
難易度(5段階、易1<難5) 5

「エイジ・オブ・ナポレオン」は、ナポレオンの生涯を描いたシミュレーションウォーゲームです。

最初に遊ぶシナリオを決めます。
フランスと連合軍に別れ、それぞれ指示されたエリアに陣営マーカーを置きます。
また使用するカードをよく切り、各プレイヤーは指示された枚数のカードを手札にします。そして各軍団を指示されたエリアに配置します。

ゲームは以下の流れに沿って行われますが、最初のターンのみはキャンペーンフェイズから始まります。

1、外交フェイズ
陣営を変えるためのカードやイベントカードをプレイすることができます。
ゲームターンによってどちらのプレイヤーから先にプレイするかを決められます。
その効果を適用しますが、お互いのカードが相殺されることもあります。
パスすると、追加のカードをプレイすることはできません。
中立国になったら、そのエリアにある軍団は撤収となります。中立国がどちらかの陣営についたときは増援されます。

2、反乱
最初に進行中の反乱を判定します。
そのエリアがフランス陣営によって支配されたら、反乱は鎮圧されてフランス統治に戻ります。反乱マーカーは配置され、フランス統治マーカーも起きます。
支配されなければ反乱が発生した国は連合軍側になり、反乱マーカーと連合軍マーカーを置きます。
また新しくフランス陣営に対して反乱カードをプレイして、反乱を発生させることができます。反乱が発生するとフランス統治や中立軍のマーカーの代わりに反乱マーカーが置かれ、軍団が除去されます。
反乱した国はフランスの外交を受け入れません。

3、戦略
手札を捨てて、新しく自分が支配している国やエリアに応じてカードを10枚になるまで引くことができます。

4、増援
各国とも動員制限と登場制限に引っかからないように、自国の軍勢をストックから登場させます。また損耗した軍団をカードを捨てることで復帰させられます。
なおこの時点で距離が離れすぎてしまった反乱軍は捕虜の扱いとなり、ブリタニアカードをプレイすると連合軍は軍団を海上移動させることができます。
このフェイズの最後に捕虜を相手に返します。

5、キャンペーンフェイズ
各国ともあるエリアの軍勢の集まりを移動させることができます。
指揮官のレーティングを越えない範囲で行軍ができます。
地上移動は隣接する陸地を移動できます。移動力いっぱいまで移動したり、ある程度移動した後に戦闘したり、イベントカードの特殊移動などで損耗判定があります。また冬の移動は制限がかかわります。
海上移動は連合軍がブリタニアの効果で移動が可能です。
相手軍勢が自軍のいるエリアに入ったときに撤退することが可能です。
また移動中の軍勢が他の軍勢がいないエリアに侵入した場合、隣接したエリアにいる自軍をそのエリアに侵入させ迎撃できます。迎撃に成功すると移動が終了し、カードを捨てさせることができます。
また中立のエリアに入ると中立侵犯となり、相手側の陣営の軍勢をそのエリアに置きます。
戦闘は戦闘ボックスに配置します。配置数は指揮官のレーティングの数によります。
戦闘力に移動時の修正とカードプレイによって行われ、戦闘判定表で結果を判定します。より大きい数字のほうが勝利し、負けたほうは指示された数だけ除去し、残りは撤退します。戦闘後勝利側はカードを1枚捨てると損害を軽減させられます。

6、降伏
中小国は支配された側に降伏し、それらの軍団はストックになります。
大国は首都が陥落するか、軍団が著しく不足すると降伏状態になります。
大国は降伏すると中立になります。首都の陥落は中立侵犯ルールが適用されます。

7、冬季損耗
3つの軍団で構成される軍勢は冬季損耗の判定を行います。
修正を加味し、判定を行ったのち除去されます。

これを繰り返していき、1811年以降に、フランスに隣接する国をフランスが支配し、オーストリアとロシアの両方を支配しているとフランスの勝利です。
反対にフランスがフランス国内しか支配できないか、ナポレオン軍が除去されるか、フランスが降伏すると連合国側が勝利しゲームは終了します。

ちょっととっつき悪いですが、さまざまな要素が含まれています。

他のサイト:
The table game which plays happilyでの紹介