「蒸気の時代」は、アメリカ中部を舞台に鉄道網の開拓を行って行くゲームです。 ボードとコマを準備し、商品のキューブは袋に入れて、商品陳列に置いていきます。またピッツバーグとウィーリングに3つ、その他の都市に2つの商品を引いて置きます。 プレイヤーは自分の色のマーカーを取って、移動は1、収入は0、仕事支給は2にマーカーを置きます。 また順番を決めてその順番にマーカーを置き、10ドルを受け取ります。 プレイは以下の流れになります。 1、仕事の支給 順番に、2つまでの仕事を支給されることが出来ます。1つ仕事を支給されれば5ドルを受け取り、仕事支給のトラックを1つ進めます。 2、順番決定 先の順番に基づいて競りを行うか、降りることが出来ます。ただし”手番のパス”を直前のアクションで選んでいた場合、1度だけパスが出来ます。 より高い競りの価格を提示するか降りるかを宣言します。降りた場合は最も低い空いている順番となります。最初に降りたプレイヤーはお金を払わず、最後まで残った2人は宣言した金額をそのまま、それ以外のプレイヤーは宣言した金額の半値を支払います。 3、アクション決定 順番に以下のアクションからどれか1つを選びます。 各アクションは1人しか選ぶことが出来ません。 ・最初に運ぶ:商品を運ぶ際に、最初に商品を動かすことが出来ます。 ・最初に建設する:鉄道建設の際に、最初に建設することが出来ます。 ・エンジニア:鉄道建設の際に、通常より1つ多くの建設が出来ます。 ・機関車:移動トラックの路線数を増やせます。 ・都市化:鉄道建設の際に、自分が線路を置いた街に駅を作ることが出来ます。 ・生産:商品の拡張の際に、商品陳列に対して商品を1つずつ置きます。 ・パス:順番決定の際に、パスの行動が取れます。 4、鉄道建設 最初に建設するプレイヤーを例外に、順番に建設できます。プレイヤーは3つまで(最初に建設するプレイヤーは4つまで)の鉄道タイルを配置するか取り除くかが出来ます。 最初に配置する際には都市に隣接しなくてはならず、それ以降は線路がつながるように配置しなくてはいけません。街に置く場合は街専用タイルか、置いたタイルの上に街のマーカーを置きます。 鉄道に対して所有権を主張でき、その場合は自分のマーカーを置きます。都市や街間を結んでいない未開通の区間に関して、その区間を手番で拡張できない場合は自分のマーカーを取り外さなくてはいけません。ただし未開通区間は方向を変えるために先端のタイルの交換が出来ます。 反対に都市や街間を結んだ区間は開通区間となり、所有権は変わりません。 またタイルに対して、矛盾せずに交換できる場合はタイルを置き換えることが出来ます。街に入るように線路を建設することも可能です。都市化を選んだプレイヤーは街のうち1つに都市化タイルを置けます。 タイル配置のコストは、線路1つあたり2ドルに加え、川越えなら+2ドル、山越えなら+3ドルです。また街に線路を引いた場合、余計に1ドルかかります。 タイルの交換は、単線から複線にする場合は3ドルで、街の鉄道タイルの交換も3ドルです。それ以外は2ドルです。 4、商品の運搬 最初に運ぶプレイヤーを例外に、順番に2回運搬できます。 商品は開通した路線で、運ぶ場合は同じ色の都市まで運ばなければならず、また1度通った街や都市は2回通ることが出来ません。路線数までの商品を運ぶことが出来ます。 1回運搬する代わりに、路線数を1つ増やすことも出来ます。 5、収入 開通した路線を使うと、その所有者に対して収入が入ります。収入は収入トラックで管理します。 6、費用の支払い これに対する費用は、支給された仕事1つに対して1ドルと、機関車の路線数に対して1ドルを支払います。 7、収入の還元 プレイヤーの鉄道収入が41以上になったら、収入を調整させます。それ以外のプレイヤーも現在の鉄道収入に応じて調整させます。 8、商品の拡張 商品の拡張は、商品を各都市に分配していきます。 プレイヤーの人数と同じ個数のさいころを振り、その欄に従いその都市に商品を置きます。製造のアクションを選んだプレイヤーはこれとは別に2つの商品を商品陳列に1つずつ並べます。 9、ターン確認 ターンを進めます。人数に応じたをターンを終了したら決算になります。 そうでなければ最初に戻ります。 終了時には、各プレイヤーは収入トラック1ドルにつき3点、開通した区間1つにつき1点を獲得します。 また支給された仕事の数1つにつき3点をマイナスします。 合計点が高いプレイヤーが勝ちます。 株の概念の無い、代わりに行動を選ぶ会社経営ゲームという形になります。しかしながら入札などもあり、それなりに忙しいでしょう。 ボードやルールにエラーがあるので気をつけてくださいませ。 |