「紀元1503」は、開拓者となって自分の開拓地を発展させ、外洋に出て有利な島を発見しにいくことで、勝利条件を確保して行くゲームです。 ボードの島の書かれたマスに、人数に従って対応する島タイルを配置します。残ったタイルは山札にします。 各プレイヤーは、ホームランド、船、住民タイルのセット、紋章を持ちます。紋章を1つ、金額表示の7の場所に置きます。 ホームランドには左詰で入植者と開拓者を配置します。 船を1隻、船のスタート地点に置きます。 公共建設タイルは表向きにして並べて置き、商品カードも種類ごとに山札にしておき、その商品カードから石と木を1枚ずつプレイヤーは持ちます。 手番が来たら、以下のように行動を行います。 ただし、配置と開発/商品の売却と購入は任意の順番で行えます。 なおゲーム中、お金を30以上持つことは、勝利判定に関わります。 1、生産ダイス サイコロを振って、各プレイヤーはその目に応じた産物カードを引きます。 任意の商品が取れるものは、どの商品を獲得してもかまいませんし、島タイルの販売所によって選択肢があるものはそれらのうちのいずれかが取れます。 公共建設の効果があれば適用されます。 6が出るとイベントが発生し、ホームランドに配置している獲得した島タイルの維持費を支払わせる「海賊」、ホームランドに配置している住民タイルの維持費を支払わせる「火災」、任意の産物を受けとれる「豊作」があります。 2、配置および開発 開拓地の発展に必要なものを、産物カードを支払うことで配置できます。 船を作ったら、船のスタート地点に置きます。 入植者を選んだら、ホームランドの入植者を置く場所に左詰で配置します。 住民を発展させるためには、必要な産物を支払って成長させます。入植者は開拓者に、開拓者は市民に、市民は商人に発展していきます。 商人の存在は勝利判定に関わります。 また住民は、イベントの火災によって維持費を支払えなければ失われます。 なお、入植者を配置した時点で公共建設が空いていれば獲得でき、それらの効果をゲーム中に適用させることが可能ですが、住民が火災によって失われれば、対応する公共建設も同様に失われます。 3、商品の売却と購入 手番に1回、ホームランドに配置された各住民に対して作物を売却し、その住民の価値と同数の金額を受け取って、金額表示であらわします。 公共建設の効果があれば適用されます。 また手番に2回まで、プレイヤーはお金6を支払って、任意の作物カードを1枚獲得できます。これは島タイルの商業協定にて使用されるお金が安く出来ます。 4、船の移動と島の発見 配置と開発/商品の売却と購入が終わったら、船を移動させて島を発見します。 人数に応じたアクションポイントしか船の行動を行えません。 船は1マス移動することに1ポイント消費し、タイルを確認しても1ポイントです。島のマスやタイルの上には船は移動できません。 確認した島のタイルの効果を適用するならば、その船を手元に戻してタイルを使用します。 販売所を発見すれば、ホームランドの上側に配置し、生産ダイスの選択肢を増やします。 商業協定を発見すれば、ホームランドの右側に配置し、商品の購入を安く出来ます。 宝を発見すれば、お金をその数だけ増やすことが出来ます。 なお販売所と商業協定は、それぞれ勝利判定に関わります。 これを繰り返し行い、5つ用意されたそれぞれの勝利判定のうち、満たすことが出来たものを紋章でマークします。 ただし条件を満たしていても、何らかの形でその条件を満たせなくなったら、紋章ははずされます。 この紋章を3つ置くことが出来た時点でゲーム終了で、そのプレイヤーが勝ちます。 なお「拡張セット」を入れることにより、”新しい海原”が広がり”海賊”との戦いが待っています。さらには”ぜいたく品”を集めたり”貴族の館”を建てることでも、勝利条件に近づきます。 ”大砲”は他プレイヤーに対する抑止力にもなります。 それぞれの勝利条件は、全員分用意されているわけではないので、自分にとって可能なものを選んでいく必要があります。 開拓部分と探検部分をうまく切り出したゲームです。 他のサイト: The table game which plays happilyでの紹介 |