タイトル アステロイド
原題タイトル Asteroid
会社・出版社 GDW, Koskusai tsuusinsha
デザイナー M.Miller
プレイ人数 2人
対象年齢 12+
プレイ時間 180分
難易度(5段階、易1<難5) 2

「アステロイド」は、ロボットの反乱による人類滅亡の危機をテーマにしたゲームです。
人類側とロボット側にプレイヤーを分けます。
マップを準備し、ロボット側は配置するエリアごとにロボットを分類し、それぞれを指示されたエリアに置いていき、それぞれどこに置いたかこっそり見ます。
ロボットの状態チットは、何かの入れ物に入れてよく混ぜておきます。
その後、人類側がキャラクターの性格や能力をよく吟味して12人のキャラクターを準備します。キャラクターによってはさまざまな性格付けされています。
格闘戦向き、射撃戦向き、ロボット修理向き、その他イベントに不可欠なクルー、教授とその娘、愛犬までいます。

プレイの手順は以下の通りで、これを繰りかえします。
最初は人間側の移動から行われます。
人間側の移動とロボットの移動の間に、お互い射撃戦と格闘戦があります。

・人類側の移動
人類側のキャラクターを、行動が可能ならば移動力のマス分だけ移動させることが可能です。ドアは破壊しなくては通過できず、フィルターや通気孔を通過する際は移動力が余計にかかります。
また移動の最中、相手のロボットに視線が引けたらロボット側のチットを確認できます。人間コマ同士は行動可能ならば同じマスに入ることは出来ません。ロボットと人間側が同じマスにいる場合は格闘が行われます。未確認のコマの有るマスには入れません。

・ロボットの移動
またロボットの移動手番には、ロボットの起動判定を行い、成功すると起動させられるロボットを起動させます。
ロボットは確認したり起動した後に状態のチットを引き、人間に対し敵対的か友好的かを判定します。状況によっては故障していたり動作不良もあります。
ロボットのキャラクターも行動が可能ならば、移動力のマス分だけ移動させることが可能です。ロボット側は自動ドアを行き来でき、通気孔も通気孔ロボットならば制限を受けません。

・射撃
お互い射撃可能な範囲に入ったら射撃を行えます。斜線が通らなければいけません。
射撃は射撃能力を用い、射撃は双方同時に解決され、終了時に結果が判定されます。
命中判定は双方の距離とキャラクターの能力により判定を行い、その結果命中したら殺傷判定で相手の殺傷値でロボットなら破壊、人間なら死亡/負傷となります。
射撃が終わったら、その効果を適用します。

・格闘戦
同じマスに敵味方が同じマスにいれば格闘が発生します。
格闘は格闘戦の能力を用い、格闘値の高いほうから先攻です。
格闘地を比べた数値から判定値にて判定し、その結果を適用します。
人間はこれにより、負傷と死亡以外に、反撃できなくなる混乱と数ターン移動できなくなる気絶状態になります。ロボットは混乱と破壊のみになります。

ロボット側プレイヤーのチットは表向けたときに出てくるロボット以外のものは、その場に置かれます。発明品である武器や装備、リスクがあるものの情報を引き出す端末、上と下をつなぐ階段、そして破壊すべき電子頭脳があります。

人類側は電子頭脳の機能を何らかの形で停止させる必要があり、機能が停止すると自爆装置が起動するので、よりおおくの人間キャラクターの救出が必要になります。
もちろんコンピュータ側は人間キャラクターを行動不能にする必要があります。

このゲームは2人用のボードゲームでありながら、キャラクター同士のロマンスあり、財団の存亡、スクープなどの多くの勝利判定があります。
RPG的なゲームの楽しみも持ち合わせています。