「バン」は、マカロニウエスタンをテーマにした、保安官と悪党との戦いを描いたゲームです。各プレイヤーはキャラクターに割り振られた目標を遂行します。 プレイヤー人数に応じて、役割カードをあらかじめ分けておき、各プレイヤーは1枚の役割カードを引きます。またキャラクターカードを引き、キャラクターの能力を公開します。残ったキャラクターカードを用いて生命力を表します。 カードをよく切って、生命力分だけカードを手札にし、残りは山札にします。 役割カードは以下のようになります。 保安官はゲームのスタートプレイヤーで、ならず者と裏切り者をすべて殺すことです。また補佐官は保安官を殺されないようにすることです。反対にならず者は保安官を殺すことで、裏切り者は他のキャラクターをすべて殺すことです。 手番になったら、以下の順番でゲームを行います。 ゲーム中、キャラクターの特殊効果が適用されることがあります。 保安官はゲームスタートプレイヤーなので、役割カードを公開されます。 1、手札を2枚引く。 プレイヤーは山札からカードを2枚引きます。 2、カードのプレイ 何枚かのカードをプレイしますが、手番には1枚の攻撃カードしかプレイできず、また同じカードを2枚プレイすることは出来ません。 このカードプレイで、射撃したり、騎乗して他のキャラクターとの距離を遠くしたり、武器の射程を伸ばしたり、特殊効果を行うことが出来ます。 攻撃の際には、射程に届く範囲に対して射撃カードを使います。射撃カードを使われた際にはすぐさま回避カードを使わないと、1生命力が失われます。 またビールを飲むと生命力が回復し、よい武器を装備することで射程が延びます。 また、中には判定が必要なカードがありますが、この場合は山札をめくってトランプの印で判定します 3、手札調整 最後に手札を現在の生命力分の枚数を残すことが出来、それ以上は捨て札となります。 このようにして、すべての生命力が失われるとゲームから脱落しますが、手札にビールカードがあれば、それを直ちに使うことは出来ます。 もし保安官が補佐官を殺してしまうと、手札を捨てなくてはいけません。 またならず者を殺すと、ならず者を殺したプレイヤーは山札から3枚引けます。 保安官が殺されたときに、裏切り者が残ったら裏切り者の勝ちです。そうでなければならず者の勝ちです。ならず者と裏切り者が殺されれば、保安官と補佐官の勝ちとなります。 なお「バン」にはさまざまな拡張セットがあります。 「ハイヌーン」は、保安官の手番のときに、その指示に従う”イベントカード”です。 「ダッジシティ」は、追加の”ゲームカード”を入れることにより、さまざまな効果のあるカードが含まれます。 「バレット」は、フルセット入っており、追加のカードや保安官バッジも入っています。 お約束の西部劇のテイスト全開です。射程を気にしつつ、うまく攻撃していかなくてはいけません。座る位置も重要です。 そういえば、ペプシのマンチェスター・ユナイテッドとレアル・マドリッドのサッカー西部劇風CMは面白いですね。途中でお尋ね者リバウドも出てますし。 |
初版 バン・バレット |