タイトル ビッグ・シティ
原題タイトル Big City
会社・出版社 Goldsieber
デザイナー Franz-Benno Delonge
プレイ人数 2-5人
対象年齢 10+
プレイ時間 60分
難易度(5段階、易1<難5) 3

「ビッグ・シティ」は、更地の区画にさまざまな建物を建てていき、それにより効果的に点数を得るゲームです。コンポーネントはすばらしく、とにかくボリュームが多いゲームです。

最初に得点ボードと建物類、それに区画を表すタイルを準備します。次に各区画の番地の書かれたカードより、各プレイヤーは1から5のカードの山(5人なら6のカードも)から1枚ずつ引いて手札にし、チャートを手元に広げます。ゲームは10番台の区画をテーブルに置き、そこからスタートします。

手番にはいくつかの中から1つのことができます。
基本的には建物を建てて点数を挙げます。対応する番地のカードを出して、その番地に適当な建物を建てます。建物には商業地や住宅地という基本的なものから、劇場や郵便局や市役所、学校や教会など、場所や得点、さらには隣り合う建物と相性のいい建物を建てていくことになります。建物には大きさもあり、大きければカードの枚数も2枚3枚いりますが、それによって点数の入り方も違います。
建物の中には市役所が特殊な存在で、これが建てられた後に建設可能な建物が多く、また鉄道も市役所建設の後に走ります。逆に公園や工場は特に番地に影響されないものの、これらの施設は、確実に番地をつぶします。さらにこれらの建物は周りの建物に影響を及ぼします。
この鉄道を走らせることも手番に出来ます。この鉄道はが接する商業地には著しく点数を与えますが、大きな建物を建てるための番地を分断することにもなります。区画タイルを拡張することも出来ます。これにより20番代以降の区画と、既存の区画を接することによってより大きな街に成長し、さまざまな都市の拡張が期待できます。
手番によっては、使えないカードを交換することになるでしょう。手札は常に5枚(5人なら6枚)になるようにしますが、同じ山からは3枚以上は引けません。何もしないならパスになります。

最終的には、建物で番地が全部埋まるか、パスかカード交換だけでプレイヤーの手番が2順するとゲーム終了で、もっとも点数の多いプレイヤーの勝ちです。

このゲームは各建物同士の係りが非常に重要で、また計画的な街作り求められます。市役所が建ったときからが忙しいゲームです。街作りのゲームはメトロポリスやダウンタウンなどがあるものの、それとはまた違った「方針」をメインとした建設が問われます。