「ブラックロック城」は、領主の遺産を相続するため、自らの部下を率いて肖像画を3枚集め、財宝の部屋にたどり着かせるゲームです。 ボード上の落とし穴に土台を入れ、その上にタイルを置いて落とし穴の位置を分からなくします。4隅に部屋タイルと中央に財宝タイルを置きます。 各プレイヤーは3色のヘルメットをかぶったコマ、額縁、ロープ3つを持ちます。部屋タイルには肖像画を人数に応じて配置します。 手番になったら、サイコロを振って指示された色の騎士を移動させます。途中で停止しても構いません。バリエーションルールでは出目によってボードを90度回転します。 最初は入り口タイルからはじめて、騎士はいずれかのマスに前後左右にまっすぐ動かします。またマスに止まるときは少しの間落とし穴かどうかを判定します。 他の騎士を飛び越したりすることはできませんが、ロープを使えば3回だけ出来ます。 自分の騎士が落とし穴に落ちてしまった場合、落ちる直前にいたマスに戻されます。 ただし落ち方によっては、そのまま留まったりすることもあります。 財宝を集めるためには、結果的に肖像画を集める必要があります。 肖像画の部屋には、まずその色の自分の騎士が入る必要があります。部屋に入ったらタイルを2枚引いて自分の額縁に並べます。 それ以降は、その色の自分の騎士が他の部屋に入ることが可能です。額縁には1色につき2枚までしか飾ることは出来ません。なお既に肖像画を置いている色の部屋に入った場合には、2枚までを戻し同じ枚数引いてくることが出来ます。 部屋に入って肖像画を得るか交換した時点では手番は終了とならず、さらにその部屋から出なくてはいけません。 同じ肖像画の部屋は1手番に1回しか入れません。 肖像画は他の自分の騎士が取った肖像画と一致した場合、肖像画の位置を交換して、1人の騎士がペアの肖像画を持つことも出来ます。 もしペアとなる肖像画を異なるプレイヤーが持っていたら、肖像画を持っている騎士に隣接させて停止させることで、相手からそのペアとなる肖像画を取って、かわりに持っていた別の肖像画を渡すことが出来ます。 2枚のペアとなる肖像画を1人の騎士で揃えたら、ゲームボード中央の財宝の部屋に入れます。 もし既に財宝の部屋に入った目を振った場合、自分の好きな騎士を動かせます。 最終的に、自分の騎士を3つとも財宝の部屋に入れたプレイヤーが勝ちです。 落とし穴ギミックが非常に出来がいいです。うまく騎士を動かす必要がありますが、落とし穴が厄介ですので注意が必要です。構造の勝利です。 |