タイトル 稲妻と雷鳴
原題タイトル Blindes Huhn
会社・出版社 Kosmos
デザイナー R.Borg
プレイ人数 2人
対象年齢 12+
プレイ時間 45分
難易度(5段階、易1<難5) 3

「稲妻と雷鳴」はギリシア神話のゼウスとヘラが、お互いの捕虜であるアルゴスまたはイオを救出するために軍勢を繰り出すカードゲームです。

各プレイヤーはヘラもしくはゼウスのカードをよく切って、手札を9枚引きます。またゼウスまたはヘラのコマを手元に置きます。
手札から3枚を選び、裏向けで3枚の第1グループを作ります。

このゲームでは、カードを置く場が存在し、各プレイヤーは3x4のカードを場に置けます。
横一列はグループと呼ばれ、縦一列は列といいます。自分の場には4グループで3列のカードが存在できます。
第1グループにある3枚のカードが、直接相手のカードと対峙します。

手番プレイヤーは、自分にある列の数だけのアクションポイントが貰えます。
アクションポイントを使うと、以下のことができます。
>カードを1枚引く
ただ単にカードを山札から1枚引きます。12枚まで持てます。
>カードを1枚自分の場にに置く
カードは裏向きに配置され、既にカードが置かれている場所には、そのカードを手前にずらして置かれます。プレイヤーはカードを3x4の12枚まで置くことが出来ます。
>攻撃
第1グループ同士の向かい合っているカード同士を攻撃します。双方カードを公開し、強さの高いほうが勝ちとなります。負けたほうのカード、または引き分けた場合は捨て札となります。捨て札になった場合、前詰めでカードがずれて行きます。
>特殊カードのプレイ
特殊カードには様々な効果があります。
お互いの主神である”ヘラ”と”ゼウス”は、コマを第1グループに置くことによって、追加のアクションポイントを与えます。
”メドゥーサ”は、”ヘルダ”と”アマゾン”以外のカードを負かします。
”パンドラ”は、テーブルに置かれてそれが攻撃されると、罠となってその列のカードすべてが負かします。また”パンドラ”が手札にあってそれが攻撃されても手札を全部捨て札にしなくてはいけません。
”ペガサス”は、場に置く以外にも、相手の手札や相手の第1グループを直接攻撃できます。
”ピュティア”は、相手の手札を見たり、列を表向けるたり、相手の最強ユニット(”ポセイドン”と”ネメシス”)を倒せます。
”ハデス”は、捨て札を1枚手札に戻せます。
”ペルセポネ”は”ペガサス”カードを3枚手札に戻せます。
”ディオニソス”は、置かれたカードの位置を、1枚自由に動かせます。

このようにゲームを続けて行き、以下の状態になったらゲームは終わります。
・”アルゴス”か”イオ”を場で負かす、または”ペガサス”で攻撃して捨て札にさせたプレイヤーの勝ち。
・”パンドラ”で手札を全部捨てる時、”アルゴス”か”イオ”を捨て札にすると、そうさせたプレイヤーの勝ち。
・アクションポイントが使いきれないと、そのプレイヤーの負け。
・山札が切れても、そのプレイヤーの負け。
・自分の盤面にカードが1枚もなくなっても、そのプレイヤーの負け。

基本的には軍人将棋のような雰囲気のあるカードゲームですが、非常に多彩な戦略を取ることが出来ます。
ピュティア様萌え萌えー!