タイトル ブルーローズ
原題タイトル BlueRose
会社・出版社 Enterbrain, Suzaku games
デザイナー Y.Tokita
プレイ人数 --人
対象年齢 --
プレイ時間 240分
難易度(5段階、易1<難5) 5

「ブルーローズ」は、現代の考古学で説明つかないアーティファクトの秘密を、敵対する秘密結社のさまざまな妨害をかいくぐって解明することが目的のRPGです。

キャラクターはブルーローズ財団という、特殊な考古学のチームを抱える団体の構成員となります。
世界中の遺跡から発見されるアーティファクトから、説明がつかないものの秘密を解き明かすために活躍し、そのためにさまざまな秘境に向かうことになる。
もちろんそれらはキャラクターたちが狙うだけでなく、さまざまな秘密結社の悪漢たちがさまざまな理由で敵対や妨害をしてくることとなります。

基本的にはキャラクターはアーキタイプから選びます。アーキタイプから適切なサポートキャラクターを2人選んでおき、1人を使うことが可能です。
またこのゲームにおいては、天体カードと星座カードを用います。天体カードはゲームの途中に使うことで、ゲームを有利に進めることが出来ますが、状況ごとに配りなおされるカードで、ゲームシステムに関わります。反対に天体カードは運試しやストーリーの展開など、ゲームのフレーバー的な要素が大きいです。

判定は、サイコロ2個に能力値と技能を加え、目標値以上なら成功となります。このとき時間や精神力を掛けることで成功の度合いを伸ばすこと可能です。ダブルの目は振り足すことが出来、これにより成功の度合いを上げれるときもあれば、無修正で1,2の場合は自動的失敗となります。
これらの効果は夢と希望ポイントで変動させることも可能です。
これらの情報をもとに、まだ見ぬ考古学上の神秘をバックに据えた冒険的なストーリーをゲームマスターは展開し、プレイヤーは秘密結社の妨害に対抗しながら、それらを解決するためにキャラクターを操ります。

ルールブックのシステム自体は通常の分量ですが、バックボーンとなる考古学的な秘境とさまざまな遺跡、歴史的見地のあらましが非常にまとまっていますし、さらにこのゲームの根底に流れる、世界のまだ解明されていない謎を助長するように、所々に意図的に意味不明になるような文章の構成がされています。

デザイナーの意図する、ゲームを通じて体感するトンデモ的な世界の謎や考古学に対する神秘などが表現されていますし、さらには反戦のイメージにも受け取れる内容となっています。