タイトル ブロードウェイ
原題タイトル Broadway
会社・出版社 TSR
デザイナー E.Parmentier
プレイ人数 2-6人
対象年齢 --
プレイ時間 180分
難易度(5段階、易1<難5) 3
入手難

「ブロードウェイ」は、ミュージカルのプロデューサーとなり、興行によって収入を上げていくゲームです。

はじめにシェアを表すピンとコマを受け取り、各プレイヤーは人数に定められたお金を受け取ります。大賞の投票券やミュージカルの興行ボード、ミュージカルの封筒、大賞の封筒は別に準備します。コマをブロードウェイ大賞のマスに置きます。
このゲームは各ミュージカルごとに3部構成になっています。

アクト1は、1つのミュージカルにおいてすべてのシェアが埋まるまでです。アクト1では内周を使います。サイコロ2個を振ってその数だけ進め、指示に従います。
シェアが買える場所に止まったら、ミュージカルごとに割り当てられた価格でシェアを買うことが出来、その印として自分のぺグを左詰にしてそのミュージカルの興行ボードに差しこみます。この表示で誰がこのミュージカルにおいて優勢かを表します。
オフィスに来たら、そのミュージカルのみ割り引き価格で買うことが出来ます。
ブロードウェイ大賞のマスに止まったら、持っているシェア1つにつき1000ドルを大賞の封筒に入れます。
すべてのシェアが売れたミュージカルは地方巡業に行きます。もっともシェアを買ったプレイヤーが興行主となり、ミュージカルの封筒に初期資金を入れて、シェアの高い順にぺグを並べ替え、ペンシルバニア駅から外周の地方巡業に向かいます。

アクト2は、ミュージカルが地方巡業に出始めてからです。興行主は自分のコマを動かさずにミュージカルの興行ボードをサイコロ1個で動かします。
これによって、興行に収益が入ったり、支出を迫られる場合があります。当初の初期資金を使い果たしてしまったら、赤字をシェアの所有者で補填しなくてはいけません。場合によってはシェアを売ったり、地方巡業の打ち切りという事態も有ります。ただし逆に収益をしっかり取ったミュージカルには、地方巡業の最後にボーナスが興行主に与えられます。
ミュージカルは外周を動きますが、興行主以外のコマは内周を回り、その影響が少なからず地方巡業に影響を及ぼします。

アクト3は地方巡業からミュージカルが帰ってきてからです。
最初に地方巡業成功のボーナスがあればミュージカルに与えられます。次に到着ボーナスにサイコロ2個を掛けた金額をミュージカルの封筒に入れ、それらの金額をシェアに応じて均等に与えられます。最後にシェアに応じてブロードウェイ大賞の投票券を渡します。アクト3になるとミュージカルに興行収益を与えるマスや、そのミュージカルのシェアに応じて配当を与えるマスがあります。
なお終盤になって、シェアを買うマスに入っても買えない場合は1000ドルをブロードウェイ大賞の封筒に入れます。

すべてのミュージカルの地方巡業が終了し、すべてのコマがブロードウェイ大賞のマスに到着したら、大賞の選考となります。
1番のミュージカルからサイコロを振ってその指示に従います。指示に従うためには、投票券やお金などのさまざまな交渉を行っても構いません。
指示に従えない場合はそのミュージカルは選考からもれ、シェアに応じた配当を行います。
最後まで生き残ったミュージカルが大賞を獲得し、大賞の封筒に入っているお金に500,000ドルを足したお金をミュージカルに与えられます。大賞受賞作の配当を行い、最も所持金の高いプレイヤーがゲームに勝ちます。

ちょっと長めのゲームですが、双六とマネジメントがうまく融合しています。
地方巡業の成否と最後の投票券の交渉が結構順位を左右します。必ずしも大賞獲得した興行主がトップになるとは限りません。
ここにあるミュージカルは、すべて実名のものです。