タイトル カール大帝
原題タイトル Carolus Mugnus
会社・出版社 Winning Moves
デザイナー L.Colovini
プレイ人数 2人-4人
対象年齢 12+
プレイ時間 45分
難易度(5段階、易1<難5) 4
2000年ノミネート
2000年7位

「カール大帝」は、フランク帝国のカール大帝の後継となるべく、貴族の支持を集めて城を立てていくゲームです。

15ある領土を円形に並べてどこかにカール大帝を配置します。中央に5色の騎士コマをすべてと各色の紋章を置きます。各色3個ずつをその領土に1個ずつランダムに配置し、各プレイヤーは城10個、1から5のチップ、ストックカードを1まい受け取ります。サイコロを7個振って最初のリザーブの騎士を準備します。

このゲームは準備フェイズの後、先手のメインフェイズ、ついで後手のメインフェイズで1ラウンドです。

準備フェイズでは、前のラウンドで小さい数字を出したほうから、数字チップから1枚選びます。相手と同じ数は選ぶことが出来ません。数字チップは手番の早さを決めるとともに、自分の手番にいくつカール大帝が動けるかを決めます。

手番には最初に3つの騎士のコマを、領土に置くかストックに置くかを決めます。ストックに置く場合は各色一列に並べ、相手よりも多い数を並べたときに、その色の紋章が獲得できます。これによってボード上の色のコマは紋章を持つプレイヤーがコントロールしていることを表します。逆に領土にコマを送りこむ場合は、その色のコントロールを取っているプレイヤーの駒を置くことになります。このためストックの数は常に注意を払わなければ行けません。

次にカール大帝を時計回りに、自分の出したチップの数の分だけ移動させます。その領土が自分の支配下の騎士で多数派になっていれば、自分の色の城を立てることが可能です。自分の城はそれも騎士と同じく勢力数に加えられます。場合によっては城が交換させることもあります。また隣接する2つの領土に1人のプレイヤーの城が建っていれば、それらを1つのエリアとしてすべて併合させより強固な領土にすることも出来ます。

最後にサイコロを3つ振って、出た目の色の騎士をリザーブに補充します。王冠印はどの色の騎士を選んでも構いません。ある色の騎士が中央からなくなった場合は、同じ数だけ中央に戻します。

10個すべての城が領土かエリアに建つか、領土かエリアの合計が3つ以下になったらゲームは終了し、より多くの城を持つプレイヤーが勝ちます。

エリアへの併合、城とストックの数に注意し、カール大帝をうまく呼び寄せる必要のあるゲームです。
3人用のルールや4人用のペア戦なども楽しむことが可能なゲームです。