「クフ王」は、クフ王のピラミッドに眠る財宝をめぐる盗掘ゲームです。 ピラミッドボードの各マスにスカラベをばらまき、アクションチップを指定の場所に配置します。また隣人チップと各スカラベの価格表も準備しておきます。各プレイヤーに4つのファミリー1枚ずつを持ってスタートします。残りのファミリー駒は次のファミリー駒が分かるように積んでおきます。 自分の順番になったら、ピラミッドの下から順番にファミリー駒をピラミッドのマスに置き、そこのスカラベならばそのスカラベを取ります。取ったスカラベはすぐ売るか、ゲーム終了まで持っているかを決めます。すぐ売れば(価格変動で価値が変わることもありますが)基本的に10で売れて、対応するスカラベの価格表が変動します。この時表が一杯になっていたらスカラベをすぐに売ることが出来なくなります。もしそのまま持っている場合はゲーム終了の価格表の結果に委ねられます。もしアクションチップを取ったらならばその結果に従います。 ファミリー駒ですが、隣接するマスの周りに同じファミリー駒がいる場合は置くことが出来ませんが、20をはらって隣人駒を雇えば隣人が助けてくれて、さらにもう1回行動が出来ます。またピラミッドですから既に土台となるファミリー駒が2つ用意されていない限り、上に上ることは出来ません。もしファミリー駒が使えない状況ならば、パスとなり順番が飛ばされます。ファミリー駒を使ったら山から補充します。ちょっと意地悪かもしれませんが、補充を忘れると少ないファミリー駒の数で続けなくては行けません。 ファミリー駒の隣接具合によって誰もピラミッドの先に行けなくなるか、スカラベの価格表が2つ埋まったらゲームは終わります。手持ちのスカラベを価格表と照らし合わせ、所持金を合わせた総額を競います。 よく考えると、これってエジプト王朝のゲームではなく、エジプト王朝の財宝を狙うアラブ盗掘家のゲームです。ファミリー駒の隣接具合やスカラベの所持状況はもちろんのこと、次に引くファミリー駒や隣人の使い時も視野に入れるので、そこそこのパズル性があります。またスカラベは美しく手が込んでいますので、ゲームをやる気になるアイテムでしょう。 |