「造詣家倶楽部」は、他プレイヤーの粘土細工を評価し、他プレイヤーとの共通の認識を得るゲームです。 各プレイヤーは、粘土とプレイヤー用の6枚のカード、封筒、おはじきを受け取ります。 ラウンド表示カードのラウンド1におはじきを置きます。 ゲームは以下のラウンドを順番に行われます。 1、テーマ決定 テーマを決めるプレイヤーが、テーマを設定します。 テーマは形容詞や形容動詞、副詞に限ります。 2、作品の製作 テーマを決めたプレイヤーが砂時計をひっくり返し、その手間に沿った粘土細工を決定します。 砂時計の砂が落ちきった後ならば、どのプレイヤーも合図をすることができ、その時点で製作は終了し、作品を陳列します。 3、協議 粘土細工を品評し、協議します。 質問などはかまいませんが、内緒話は出来ません。 4、評価 テーマを決めたプレイヤーから順に、4つの粘土細工に対し、ランク分けされた自分の批評カードを1枚入れた封筒を、それぞれの粘土細工に1つずつ置いていきます。 5、異議カード テーマを決めたプレイヤーから順に、4人以上が投票した粘土細工に対して、3人以上が同じランクの批評を出していると思われる粘土細工があると思えば、その粘土細工に異議カードをプレイできます。既に異議カードが置かれた粘土細工にはプレイできません。 6、開票 封筒を開けて、評価を見ます。 異議カードが置かれていない粘土細工は、4人のうち2人が同じ評価であればそれらは多数派となり、残りは少数派として、それぞれ定められた点数を加失点していきます。 なお2対2に分かれた場合は、その粘土細工に対して点数の増減は発生しません。 異議カードが出された粘土細工で、実際に4人のうち3人が同じ評価ならば、異議カードを出したプレイヤーが4点獲得し、投票したプレイヤーは1点減点します。反対に異議カードを出した粘土細工で、2人以下しか同じ評価を出さなかった場合は、異議カードを出したプレイヤーが4点失点で、投票したプレイヤーが1点得点します。 7、作品の出来 作品に出された批評カードの評価点を合計し、最も高いプレイヤーに2点の得点、最も低いプレイヤーに1点の失点となります。 この時点で誰か単独で15点を獲得していたらゲーム終了となり、そのプレイヤーの勝ちとなります。そうでなければ、作品の評価点で最も高いプレイヤーが、次のテーマを決めます。 適当に作ることもそれなりに緻密に作ることも必要なゲームです。 他のサイト: The table game which plays happilyでの紹介 |