タイトル クリムゾンスカイ
原題タイトル Crimson skies
会社・出版社 Fasa
デザイナー J.Weisman
プレイ人数 2人+
対象年齢 12+
プレイ時間 120分
難易度(5段階、易1<難5) 4
絶版

「クリムゾンスカイ」は、1930年代の架空のアメリカを舞台にした、ヒコーキ乗りの冒険を舞台にした空戦シミュレーションゲームです。

このゲームには何本かのシナリオが含まれていますので、そのシナリオに準備された機体を準備するか、各自で作ったオリジナルのシナリオを準備します。

最初にパイロットの能力を決めます。通常プレイヤーは2機の機体を操りますので、片方を主力パイロット、もう片方は僚友機となります。この1人のプレイヤーが操る2機同士は、接触などのペナルティから守られます。
パイロットと僚友機の能力を決定していきます。基本的には耐久力、射撃能力、パイロットの能力です。これらの能力値は操縦や射撃に影響を及ぼします。
機体はテンプレートに記されたものをおおむね使いますが、慣れればオリジナルの機体を用意することも出来ます。この機体には装甲や移動能力、飛行機における性能が記されます。
パイロットと機体のそれらがすべて決定したら、コマをマップの開始地点に配置します。

各ラウンドは最初、移動する為に他プレイヤーに分からないように、記録シートにプロットとして記しておきます。
移動テンプレートに書かれた記号を記しますが、これらの記号は移動力、方向、最終地点での向き、翼にかかるGが記されます。
その機体がプロット通りの移動が行えるかは、最高速度と目的地の数字を比較し、さらに向きに記されたGの数と翼のGの耐性を比較します。これらの記したプロットが機体の性能範囲内であれば安全に行えますが、限界を越えた移動のプロットはそれに応じた移動関係の判定が必要となり、失敗すれば制御が利かなくなったり、最悪の場合墜落します。また機体同士が同じ場所に向かった場合、もしくは障害物があるマスに移動した場合にチェックを行い、失敗すると衝突します。

移動の後、戦闘の処理を行います。
基本的には、その武装の射程範囲内にある目標を攻撃する為、機体の兵装を使うことになります。ただし遮蔽物を越えて攻撃することは出来ません。
攻撃の順番は射撃の速射能力が早い順に行います。
命中判定は、目標の基本命中値とパイロットの射撃能力、お互いの向きや距離、その他の修正から命中値を算出しそれを判定します。
命中した場合はダメージの命中位置を決定し、その兵装に合わせたダメージを機体テンプレートにチェックしていきます。射撃能力の狙撃能力が高ければ、命中位置をずらすことで同じ場所に集中的なダメージを与えられます。ダメージが装甲を抜け、機体の機器にダメージが入った時点で、それらの機器は使えなくなり、機体の制御に悪い影響を与えます。またエンジンにダメージが入ったり、燃料タンクに閃光弾が入ったり、パイロットにダメージが入った場合など、状況によっては機体やパイロットに対して致命的なダメージを与えることになるかもしれません。

この移動と射撃を繰り返して、準備したシナリオの達成条件に達したり、相手勢力を全滅もしくは退却させたプレイヤー側が勝利します。
とにかくRPGのメーカーらしく、内容物は派手です。機体の紙製フィギュアは組み立て式、ルールブックは「Air Action Weekly」という、いかにもヒコーキ野郎の情報誌的な表紙でそそります。ルールだけでなくデータ集も、英雄や機体のスペックなどを網羅し、読み物として見せています。