タイトル 白蓮
原題タイトル Der weisse lotus
会社・出版社 TM
デザイナー M.Wallace
プレイ人数 3-6人
対象年齢 12+
プレイ時間 90分
難易度(5段階、易1<難5) 4
入手難・絶版

「白蓮」は14世紀中国を舞台とした、皇帝と秘密結社”白蓮”の間で揺れ動く地方領主となって、エリアを支配していくゲームです。

各プレイヤーにはチャートとマーカー類、それにドラゴンカード、1の戦闘カード3枚、1,2,3の影響カードを2枚ずつ持ちます。カードの類は、自分だけが見ることが出来ます。残りの影響カードと戦闘カードは表向きの3つずつの山札にします。
その後、ボードに中立の建物チップを指示に従って、開始時点の場所にランダムに配置し、残った中立の建物チップは脇に置きます。
スタートプレイヤーは皇帝となり、皇帝マーカーを置きます。

このゲームはいくつかのフェイズに分かれています。
最初に、自分のエリアマーカーを農場の獲得数に応じて、中立の建物があるエリアに1個ずつ配置します。

次にエリアマーカーの解決が行われます。競争相手がいないエリアは自動的に獲得できますが、競争相手がいるエリアは、宮殿から解決されます。
解決は、まずエリアにマーカーを置いているプレイヤーが、排除したいプレイヤーのドラゴンカードと影響力で秘密裏に出して一斉に公開し、出された影響力ポイントの最も高いプレイヤーが脱落します。同点なら皇帝が決めます。
なお出された影響力カードは基本的に使い捨てですが、脱落したプレイヤーは半分だけ影響力が残ります。また0は手札に戻ります。
これを繰り返し、誰か1人になるまで解決を試みます。エリアに勝てば、中立のマーカーから、そのプレイヤーのマーカーに交換し、そのエリアを支配したことになります。
なお宮殿を最も多く持つプレイヤーが皇帝となり、これはエリア解決の際に直ちに交代されます。

次にこのエリアの解決で皇帝になったプレイヤーに勝利点を1点入れ、皇帝以外の各プレイヤーは、支配する村の数の順に、反乱するかどうかを決めます。反乱するプレイヤーは反乱リーダーとなります。
それ以外のプレイヤーが、どちらにつくかの所信表明のため、攻撃したい軍勢のプレイヤーのドラゴンカードを出します。ついで全員が戦闘カードを秘密裏に出して一斉に公開し、戦闘カードに加えて皇帝は宮殿1つで+2、反乱リーダーは村1つで+1の修正が入り、数字を比べます。なお戦闘カードはすべて捨て札です。
戦闘に勝てば、相手の自分と隣接するエリアを1つ奪うか、勝利点1点貰えます。反乱が終わった時点で、宮殿を最も多く持つプレイヤーが皇帝となります。

次に各プレイヤーは影響カード10点分と戦闘カードを得られます。さらに、現在支配しているエリアにある建物においてのボーナスを受けます。

最後に各プレイヤーは中立の建物を、自分の支配エリアに隣接するエリアに置き、1ラウンドが終了します。寺院を支配していたら、追加で中立を配置できます。

すべてのエリアに建物が置かれたら、そのラウンドの反乱まで解決して、ゲーム終了となります。
まずは建物やボードにあるドラゴンのマークによって点数が入り、また終了時にプレイヤーが支配する建物の連鎖で、もっとも多くつながっているプレイヤーに勝利点3点が入ります。
これまでの勝利点を合計し、もっとも多い勝利点を得たプレイヤーが勝ちます。

読みが必要で、エリア獲得に向ける影響カード、反乱時の戦闘カードの投入量が勝負の分かれ目です。ヴァリエーションルールを使うと、さらに陰謀的なゲームになります。