タイトル ボッセ(ベンチャー)
原題タイトル Die Bosse,Venture
会社・出版社 FX Schmid
デザイナー S.Sackson
プレイ人数 2人-6人
対象年齢 8+
プレイ時間 60分
難易度(5段階、易1<難5) 2
1991年2位
入手難・絶版

「ボッセ」は6つの企業を操って乗っ取りや買収を繰り返し、コンツェルンの設立を目指すゲームです。

企業カードと行動カードをそれぞれよく切り、企業カードは山札にして上から5枚を表向けて並べます。行動カードは各プレイヤーに7枚配り、残りを山札にします。

時計回りで手番が周ります。
手番ではまず金額カードで、テーブルにある企業の購入が出来ます。金額カードの合計で何枚かの企業カードを買うことが可能で、さらにカードのマークを合わせることで金額カードの価値を増やすことが出来ます。企業カードを買った場合、アルファベットごとに並べて手前において置きます。使った金額カードは捨て札です。
次に移動カードで企業を乗っ取ることが出来、移動カードのレートにより、金額カードを支払って、他プレイヤーの企業カードを獲得できます。この場合でもカードのマークを合わせて金額カードの価値を高めることも出来ますし、獲得したら同じようにアルファベットごとに並べておきます。
次に自分の企業を再編成します。企業のグループ編成を行い決算時に有利にするために、自分の企業を並べ替えます。これは並べ替えようとする企業カードの列にある枚数x100だけかかります。この際に1つの企業の列に同じ種類の企業が複数入らないようにしなくてはいけません。
最後に行動カードの山札からカードを2枚引きます。

決算カードが引かれたら、各自の利益を計算します。各プレイヤーは企業の列それぞれの上から下までのアルファベットの数と、その企業の列の枚数が決算の対象になります。
ただし1つの企業の列に同じ種類の企業が入っているものは対象になりませんし、アルファベットが1番下から1番上までつながっていないものは点数になりません(再編成が必要なのです)。
ベースとなる基準値は、3枚ならx100、4枚ならx300、5枚ならx800、6枚ならx2000となります。

企業カードの最後の1枚が買われたらゲーム終了です。最後に決算カードと同様に決算を行い、もっとも利益が多かったプレイヤーが勝ちます。

効果的に企業を買う資金繰りと、アルファベットと業種をうまく合わせるパズルチックな要素が要求される、大変不思議なテイストのゲームです。
以前のベンチャーはもっとかっこ良かったのですが、ボッセはほんわかチックなイラストで好感が持てます。