タイトル ディ・ハンドラー
原題タイトル Die Handler
会社・出版社 Queen
デザイナー W.Kramer, R.Ulrich
プレイ人数 2人−4人
対象年齢 10+
プレイ時間 90分
難易度(5段階、易1<難5) 4
1999年5位
入手難・絶版

「ディ・ハンドラー」は中世ヨーロッパの交易商人となり、都市の産物の相場を見ながら流通させて儲け、社会的地位を向上させるゲームです。

あらかじめ馬車をパリ/ケルン/ジェノアに置き、指定された場所に使者を置き、カード類を分けておきます。5000のお金の入った袋と円形表示板と移動カードを持ち、能力カードを引いてその指示に従います。

このゲームは6フェイズに分かれています。第1ラウンドだけフェイズ1が2回あります。
フェイズ1は商品の購入です。指定された街で取れる任意の商品を3個までその街の倉庫に入れます。
フェイズ2は街にある空いた馬車に対して競売が行われます。秘密入札で馬車ごとに行われ、落札したプレイヤーは3つまで同じ種類の商品を積みこめます。またこのとき他プレイヤーは落札したプレイヤーとは異なる商品を2個まで、交渉をして積載することが出来ます。
フェイズ3は馬車と使者の移動です。移動カードから1枚選び、その数だけどれか1つの馬車を進めます。能力カードによって多く進んだり、場合によっては使者も進む場合があります。馬車は反転できず、街を含めマスには1つの馬車しか入れません。使者と馬車があたったら、そのプレイヤー影響はカードを引きます。影響カードは使えるタイミングでいろいろな効果があります。
フェイズ4は価格変動と倉庫からの売却で、円形ボードを使い2つまでの商品の価格を上げることが出来ます。全員が公開し商品の価格を上げますが、マーカーが1番上にある商品は1番下の段に下がります。ここでもある特定の能力カードの効果が発揮されます。
フェイズ5は馬車の積み荷の売却です。街に到着した馬車により、商品到着マーカーを1段階上げ、その商品を運搬した持ち主に売却価格と、ボーナスの対象であればボーナスが支払われます。ボーナスはその街に到着すると0になってしまいますが、馬車が到着しなければ段階が上がります。
フェイズ6は地位の維持と向上です。地位の維持費を支払いますが、払えなければ地位は下がります。また地位を上げたい場合、指示された金額を支払えば地位が向上します。地位が下がったプレイヤーは借金が出来ますが、これがあるうちは地位を上げることが出来ず、さらにゲーム終了時に借金を完済している必要があります。

これを繰り返していき、規定回数馬車が街に到達したらゲーム終了で、その時点で最も地位の高かったプレイヤーが勝ちです。

街ごとの特性をうまくついて、能力カードや影響カードをうまく駆使してゆうりな取引を進めていくゲームです。おおよそ商売ゲームとしての特性がほとんど詰まっています。箱はワイドサイズ。