タイトル アムステルダムの商人
原題タイトル Die Kaufleute von Amsterdam
会社・出版社 Jumbo
デザイナー R.Knizia
プレイ人数 3人−5人
対象年齢 12+
プレイ時間 90分
難易度(5段階、易1<難5) 3
入手難

アムステルダムの商人は、権力のある商人の一族となり、利益を上げるとともに権力を強めて植民地を増やしていくゲームです。

最初にボード上にある年代ボードを1579に合わせ、各プレイヤーはお金を400,000と自分の色のチップを24個受け取ります。カードをよく切って山札にした後、手番プレイヤーを決めて順にプレイヤーに番号をつけ、その番号で指示された場所に自分のチップを配置します。またスタートプレイヤーは競りのタイマーと3枚のタイルを持ちます。

手番プレイヤーになったら市長となって、3枚あるタイルの上に山札から引いたカードを1枚ずつ置きます。
3枚のタイルはそれぞれ、自分が使うもの/競りに掛けるもの/捨てるものとあり、カードがタイルの上にすべて置かれたらその結果に従います。
最初は捨て札にするカードが捨てられ、次いで市長が自分の為のカードを使い、最後に競りマシーンを使って競りを行います。数字が徐々に下がっていく競りで、1番早くマシーンをストップさせたプレイヤーが、銀行にその価格を銀行に支払います。

カードには以下の効果があります。
商品カードは、プレイヤーに3つの商品を与えますが、同じもの3つは選ぶことが出来ません。獲得した商品の数だけ商品取引所上で進めます。
商館カードは、アムステルダムの外に対して商館を建設できます。カードの指定する地域の商館候補の中から選んでチップを置いて、商館を建設します。その際建てた商館に関連する商品を、商品取引所上で1マス進めます。
アムステルダムカードはアムステルダム内に屋敷を建てます。これもカードの指定する地域の屋敷候補地の中から選んでチップを置いて、屋敷を建設します。その際カードで指示された商品の中から、商品取引所上で1マス進めます。
砂時計カードは競りに掛けられず年代を進めます。先に進んだ年代によって指示があった場合は直ちにその指示に従います。

年代は様々な影響を商人一族に与えます。これにより商品の獲得/破棄、商館や屋敷を建設/喪失したり、借金が出来たり、決算が行われます。
年代が決算マスのいずれかに入ったら、対応する商品/屋敷/商館に対して決算が行われます。商品/屋敷/商館は4分割されているので、もっともチップが置かれている/進んでいる地域/商品ほど配当が多くなります。ただしその配当はそれぞれ2番目に多いプレイヤーまでしか与えられません。なおアムステルダムでは屋敷をつなげていなくては、それぞれの屋敷の数は別勘定となります。
また、4つすべての大陸やアムステルダムの区画に商館を建てていたり、すべての商品をまんべんなく持っていたり、アムステルダムの橋の両端を押さえると、特別にボーナスが発生します。

最終手番を行った後、最後の決算を行います。この最後の決算ではすべてのものが2倍換算になります。
この決算が終わった後、もっとも多いお金を持っていたプレイヤーが勝ちます。

ぜんまい式の競りマシーンが命ですが、年代を結構注意していないと決算ではうまく儲けることは出来ません。また細かくボーナスが設定されているので、取りこぼさないことも必要です。
競りマシーンはほとんど早押しボタンです。