殿堂入り 「ディプロマシー」は第1次世界大戦下のヨーロッパ列強となり、外交手腕と政策にてヨーロッパの覇権を目指すゲームです。 各プレイヤーは1国を担当し、最初に各国に用意された補給地点のあるエリアに、決められた海軍ないし陸軍のユニットを置いていきます。なおゲームを通じて、1エリアにたった1つの軍隊しか入れません 春と秋という感じにターンは分けられて、春のターンと秋のターンで1年の経過となります。 毎ターン各プレイヤーは同時に行動解決が行われます。 最初に外交フェイズがあり、ここで各プレイヤーは領土の割譲、ならびに移動の際の行動指針などを交渉する場を設けることが出来ます。 ここで同盟を行ったり、足並みを揃えたりする事も可能で、どんな口約束でもOKです。 次に移動の宣言を秘密入札します。自分の持っている軍のユニットの移動先を紙に記入していきます。 全員揃ったところで公開し、解決は同時に行われます。 基本的に陸軍は陸の隣接エリアに、海軍は海上エリアならびに海に隣接するエリアにしか入りません。もちろんその場にとどまることも出来ますし、移動を隣接するエリアから支援することも、陸軍を海軍を経由して輸送させることも、陸軍から海軍あるいはその逆にすることも出来ます。 また地形によっては南北に海岸があったりします。なおスイスには侵入することは出来ません。 同じエリアに2つの異なる軍隊が入ろうとしたときに紛争が起こり、より多くの支援を受けている軍隊がそこに入ることが出来、入れなかった方は撃退されます。 なお支援している軍隊は、他から攻撃を受けているとその支援は無効になります。 なお後退されることになった軍隊に対して、後退可能なエリアがない場合は全滅して取りさらわれます。 秋のターンが終了した時点で、補給地点のあるエリアをもつプレイヤーは、その補給地点のあるエリアの数だけ軍隊の指揮権を得ます。一旦支配すれば他プレイヤーに支配されない限り、その補給地点を得ることになります。 補給地点のあるエリアが現状の軍隊よりも多い場合は、自国内の補給地点のあるエリアに任意の軍隊を配置できますが、内陸のエリアに海軍を置くことは出来ません 軍隊のほうが補給地点のあるエリアよりも多かった場合は、余剰分を取り除きます。 最終的に18個の補給都市を得たプレイヤーが勝ちます。 現在でも人気の高い、外交ゲームの代表格です。どのタイミングまで同盟を結んで、どこで意表を突くかというきっかけ、また他プレイヤーに対しての信頼をどこまで売れるかが重要なゲームです。決してこのゲームがもとで喧嘩しないように。 |
Avalon Hill版 ブックケースゲーム Hasbro版 ディプロマシー |