「ドージェ」は中世の都市国家ベネチアを舞台に、勢力争いを繰り返して運河沿いに立派なお屋敷を建てていくゲームです。 ボードにはベネチアの区画と評議会が書かれています。各区画には邸宅建設用地が5マスあります。各区画の評議員コマが各1つずつ、ならびに議会の評議員コマが3つあります。 評議員コマを同じマークが書かれたところに置きます。各プレイヤーに、プレイヤー担当色の家と邸宅、投票マーカー、支配リング、プレイヤーカードを受け取ります。開票カードは2セットあり、それぞれをよく混ぜて片方は表向け、もう片方は裏向けに並べます。これが開票の順番です。 1ラウンドでは前後半に分かれます。 前半では、プレイヤーの人数に応じた回数の投票が行われます。 投票は手札から、投票マーカーを置きたい区画/議会が書かれたプレイヤーカードを1枚出し、その上に投票マーカーを手持ちから1個から3個を伏せて置きます。 全員カードとマーカーを出し終わったらプレイヤーカードだけを公開し、その区画/議会に、投票マーカーを伏せたままその場所に置きます。プレイされたカードは公開したままにしておき、次の投票を行います。マーカーがなくなったら、それ以上はカードをプレイできません。 決められた回数を繰り返したら投票は終了し、カードは手札に戻します。 後半は開票と邸宅建設です。 表向きになっている開票カードの順番にしたがって開票を行います。 順番がきた区画/議会のエリアについて、すべての投票マーカーを表向けます。 各区画では投票マーカーの票数が最も多いプレイヤーに2個の家を置き、さらにこの区画の評議員コマの支配権を得ます。2位には1個の家を置くことが出来ます。なお開票時にそのエリアにいる評議員コマ1つにつき、それを支配しているプレイヤーに1票が入ります。1位が同点の場合は評議員は支配できませんが、家は置くことができます。 議会では投票マーカーの投票が最も多いプレイヤーには、2人の評議員の支配権を得られます。2位の場合は1人の評議員の支配権を得ます。同点の場合は誰も評議員を支配できません。 評議員の支配権を得たプレイヤーは、直ちに評議員を他の区画に動かすか、評議員を1人放棄することで、その評議員の区画から、もしくはその評議員の区画へ、自分の家を移動できます。 議会の評議員は1人放棄すればどこの区画にも1つの家を移動させられます。 ある区画に家を邸宅用地の個数以上置くことができたプレイヤーは、それらをその個数の家を回収し邸宅を建設できます。それ以降その区画に邸宅を建てる場合は家が余分に1個要ります。ある区画には5つまでしか邸宅を建てられません。 ある1つの区画/議会の開票が終わったら、その開票カードを脇にどけておき、もう1組の同じ位置に対応する開票カードを表向けます。すべてのエリアの開票が終わったら1ラウンドが終了し、脇にどけた開票カードをよく切って再び対応する場所に裏向けに並べます。 すべての区画に邸宅を持つか、5つの区画に7つ以上の邸宅を持つか、4つの区画に8つ以上の邸宅を持つことが勝利条件です。そうしたプレイヤーが現れたラウンドを最後まで行い、勝利条件を満たしたプレイヤーが勝ちます。同点の場合は邸宅の数>家の数で判定します。 ベネチアを支配するためには、開票状況の連鎖と評議員の支配権をうまく読まなくてはいけません。評議員の一票の重みは重要です。 |
あら、後藤さんが写ってるわ。 |