2001年7位 「ドン」は、同じ色の区画を可能な限り競り落とし、ポイントを獲得していくゲームです。 カードをよく切り山札にし、各プレイヤーにチップを12枚ずつ配ります。スタートプレイヤーをあらかじめ決めておきます。 手番になったプレイヤーは、カードをめくります。 カードは1回目は1枚、2回目は2枚、3回目は3枚という形でめくっていきます。4回目からは1枚に戻りますので、1-2-3の繰り返しになります。 このめくられたカードを競りにかけます。この競りは前のプレイヤーより高い値段をつけるか、パスをすることが出来ます。 ただし既にカードを1枚以上獲得している場合、そのプレイヤーは自分の持つカードに書かれた下1桁の数字を競りの宣言ですることは出来ません。これを間違えた場合はペナルティを支払うことになります。 誰かが落札したらその宣言だけのチップを支払い、カードを獲得して、プレイヤーの手前に表向きに並べておきます。 チップが支払われたら、そのチップ枚数と同じ下1桁のカードを持つプレイヤーが均等に受け取ります。 複数のプレイヤーがいたら、最も多くのその番号のカードを持つプレイヤーがチップを受け取ります。枚数が同数の場合は、そのプレイヤーたちで分配されます。誰も持っていない場合は、全員で均等に分けます。 端数は繰越になり、次回以降の分配で使われます。 すべてのカードが落札されたら、得点を計算します。 同じ色のカードを1枚持っていれば1点、2枚なら3点、3枚なら6点...という形で点数が入ります。またゲーム終了時に最もチップを持っているプレイヤーに2点のボーナスが入ります。 最も点数の高いプレイヤーがゲームに勝ちます。 競りのカードゲームが、非常に厄介な制限のために少々計画的になりざるを得ないでしょう。不思議な感覚の競りゲームです。 |