| タイトル | ドラゴンズ・ゴールド |
| 原題タイトル | Dragon's Gold |
| 会社・出版社 | Euro, Descartes |
| デザイナー | B.Faidutti |
| プレイ人数 | 3人−6人 |
| 対象年齢 | 10 |
| プレイ時間 | 40分 |
| 難易度（5段階、易1<難5） | 3 |
2001年5位「ドラゴンズ・ゴールド」は、ドラゴンを倒して戦利品を分配し、最も多くの財宝を持つことを目指すカードゲームです。
各プレイヤーは、ナイト2人/ウィザード1人/シーフ1人を持って手前に並べます。またついたてを立てて、獲得した財宝を他プレイヤーから見られないようにします。
財宝を袋の中に入れてよく混ぜます。ドラゴンカードをよく切り、4枚を公開し、ドラゴンカードの公開財宝の数だけ、財宝を引いてドラゴンカードの上に置きます。
ドラゴンカードの山の真ん中にマーケットカードを入れます。
上級ルールなら、マジックアイテムを1枚ずつ配ります。残りはよく切って山札にします。これらのマジックアイテムカードは使い捨てで、そこに書かれた効果を発揮させることが出来ます。
手番が来たら、自分の持つ冒険者で表向きになっているものを、ドラゴンに対して派遣することが出来ます。攻撃に向かった冒険者をドラゴンの下に置きます。
シーフとウィザードは、財宝の分配で特殊能力があります。
手番プレイヤーでなくても、ドラゴンとの戦闘に対して、順番に他のプレイヤーは冒険者を派遣できます。同じようにドラゴンの下に置きます。
攻撃力がドラゴンの体力以上ならばドラゴンは倒され、財宝を獲得できます。攻撃力のほうが低ければ、ドラゴンを倒せずに手番が左隣に移ります。
戦闘に参加した冒険者は帰ってきますが、その場合は裏向けになります。自分の手番の最初にすべて冒険者が裏向けだった場合、すべての冒険者を表向きにします。
ドラゴンが倒された場合、隠された財宝の数だけ追加で袋から財宝トークンを得ます。
このとき1人のプレイヤーだけで倒した場合はすべての財宝トークンを得ますが、複数のプレイヤーがドラゴンを倒した場合、砂時計をひっくり返し協議の上で、このドラゴンの財宝トークンを分配しなくてはいけません。もし合意する前に砂時計が落ちたら、その財宝はゲームから取り除かれます。
ウィザードがいる場合、それを出したプレイヤーは、初級ルールではマジックアイテムのトークンを優先的に獲得できます。上級ルールではこの優先のルールは無くなるものの、ウィザードを出したプレイヤーがマジックアイテムのトークンを得たら、マジックアイテムカードを1枚引けます。
シーフがいる場合、それを出したプレイヤーは協議結果とは別に、プレイヤーの誰かから財宝トークンをランダムに1つ奪うことが出来ます。もしウィザードとシーフの両方を1人のプレイヤーが出した場合は、ウィザードがシーフを助けて、他プレイヤーのついたての中から財宝トークンを1つを選んで獲得できます。
ドラゴンが倒されたら、ドラゴンが場に4枚残るようにドラゴンのカードを引き、財宝トークンを同じようにカードの上に置きます。
途中でマーケットが開かれます。ここでプレイヤーは砂時計をひっくり返して、自由に財宝トークンをやりとりできます。このときは財宝トークンだけをやりとりでき、マジックアイテムなどはやりとりすることが出来ません。
袋からすべての財宝トークンを引ききったら、それ以上ドラゴンは出てきません。また隠された財宝も引かれません。最後のドラゴンが倒され財宝が分配されたら、ゲームが終了します。
得点は基本的に、銀1点/金3点/マジックアイテム1点/黒7点です。緑/青/紫/黄/白はそれぞれ最も多くのトークンを持つプレイヤーに大きな点数が入ります。
なお上級ルールでは、緑/青/紫/黄/白を最低でも1つずつ持っているプレイヤーに5点、黒を持つプレイヤーは緑/青/紫/黄/白に関係する点数を得られません。
最も点数の高いプレイヤーが勝ちます。
珍しいタイプの交渉ゲームです。狙いをある程度考えておき、要所要所でドラゴン攻撃に絡む必要があるでしょう。砂時計で焦ってください。
上級ルールのマジックアイテムは重要でかなり強力ですが、使用条件が限られていたりします。
