タイトル 砂漠を超えて
原題タイトル Durch die wuste
会社・出版社 Kosmos
デザイナー Reiner Knizia
プレイ人数 3人−6人
対象年齢 10+
プレイ時間 30分
難易度(5段階、易1<難5) 3
1998年ノミネート
1998年4位


「砂漠を越えて」は、砂漠の中に点在するオアシスや井戸、また領土をめぐるキャラバンの所有権を奪い合うといった感じのゲームです。

盤上にはヤシの木で表されたオアシスが5つと、点在する井戸が無数にあり、点数が書かれた井戸マーカーを適当に配置します。
ゲームのはじめに各プレイヤーが基点となる、5色あるらくだのうちから各色のらくだで構成された自分の隊長を4個所に配置します。

自分の番が来たら、自分の隊長らくだに繋がるように、どの色でもらくだを2個配置していきます。自分の隊に隣り合うマスに配置していき、らくだが隊列(キャラバン)になるようにしていきますが、色が5色あるので、同じ色のらくだでも違うプレイヤー同士の隊と繋がることは出来ません。
らくだの隊列が井戸のあるマスに達すると、その井戸マーカーを取ることができます。井戸マーカーには点数が書かれていてそれを得点にします。また各隊列とも未踏のオアシスの周りのマスにたどり着いたら5点チップが貰えます。
さらに各隊列にて領土を完全に囲むことが出来たら、囲んだマス数に加え、あった井戸/オアシスの点数が計上されます。ただし囲んだ中に他の隊列が含まれていたら点数になりません。

チップになった点数は隠しておきます。 最終的に5色あるらくだの駒のうち1色が無くなったらゲーム終了。ここでらくだの隊列を比べ、各色とも一番長く隊列が出来た隊長にボーナス10点が加わります。これまでの得点を比べ、一番得点が高いプレイヤーが勝ちです。

このゲームはらくだの隊列による囲み合いという、囲碁に近い感覚があります。ただ盤面にある無数の井戸の状態、さらにはキーポイントとなるオアシスの存在により、大事なところをめぐる争いは結構駆け引きがあって面白いです。


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