タイトル ダッチ・インター・シティ
原題タイトル Dutch inter city
会社・出版社 Winsome
デザイナー H.Heidema
プレイ人数 3人−6人
対象年齢 12+
プレイ時間 90分
難易度(5段階、易1<難5) 3
入手難

「ダッチ・インター・シティ」は、オランダの急行網を舞台にした。このメーカー独特のクレヨンを活用したゲームです。

各プレイヤーは人数に応じて所持金を決められた額だけ持ちます。ターンオーダーカードを1枚引いて、数字の低いプレイヤーより始めます。

プレイヤーは最初、ターンオーダー順に鉄道会社の株券を1枚売りに出します。
これに対してプレイヤーはターンオーダー順に競売して行きます。落札されたら、その金額は会社の運営資金に入ります。なおある会社にてもっとも多くの株券を持っているプレイヤーが経営権を握ります。
この株の競売は、通常はターンオーダー順に1人1回ずつ行いますが、最初のラウンドのみ、プレイヤーの誰かの資金がなくなるまで行われます。

次に各会社の経営権を持つプレイヤーは、自社の線路をどこに引くか指示します。各路線とも敷設費用は異なっていますし、敷設は会社の運営資金より出されます。各社は秘密裏に引きたい場所を指定し、一斉に公開します。
誰ともかち合っていなければ、最低の金額で敷設できますが、かち合った場合は決戦入札を行い、勝ったほうがその価格で敷設できます。同点の場合は敷設不可です。既に敷設してある線路を指定すると、それは敷設しないことになります。

会社の株券を持つプレイヤーは会社の株券1枚ごとに、その鉄道が一筆書きでかつ同じ都市に2回入らないように運行し、路線1本使うごとに配当としてお金が1貰えます。
その後、所持金の多い順番にターンオーダーカードを配りなおします。

すべての路線が敷設されるか、誰も線路を敷設しなかったら最終ターンとなり、配当終了後に、各社は自社の最低敷設費用を運営資金に入れ、それを株券の割合で分配します。余りは経営権を持っていたプレイヤーに行きます。
最終的にもっともお金を持っていたプレイヤーが勝ちます。

18xxシリーズをうんと簡単にして、競りゲームにしたらこうなるという感じです。相場がしっかり分かれば、損得勘定もはっきりするものと思います。マーカーを置く方法も紹介されていますが、このメーカーらしくクレヨンを使うことを薦めます。