タイトル ダイナマイト・ナース
原題タイトル Dynamite Nurse
会社・出版社 Hobby Japan
デザイナー Kukojin I
プレイ人数 2人−6人
対象年齢 10+
プレイ時間 45分
難易度(5段階、易1<難5) 3
入手難・絶版

「ダイナマイトナース」は、ナンセンスな看護婦と医師が織り成す、治療とキルマークを巡る戦いを描いたカードゲームです。
カードをよく切って、各プレイヤーに5枚ずつ配り手札にします。残りは山札です。オープンカードは山札に戻して、カードを補充します。
各プレイヤーの持つ初期ベッドの数(患者収容可能な数)は2です。

このゲームでは手番があるものの、「切り返し」というアクションによって、手番が移り変わることが多々あります。通常の手番と「切り返し」の手番ではフェイズが変わります。
また、相手の手番であってもプレイできるカウンター系のカードが多いので、それらのカードがプレイされたらその指示に従います。

1-A、様態の悪化
通常の手番にて最初に入院患者の数がベッド数を上回っていたら、入院した順番でもっとも旧い患者から順番に容体が悪化し、ベッドからあふれている患者の数だけ、その患者を裏返しておきます。すでに容体が悪化している患者がさらに悪化したら、その患者は死亡したことになり、「キルマーク」として失点を獲得し、そのカードを自分の脇に置いておきます。
1-B、「切り返し」時の補充
「切り返し」時の手番の最初はカードの補充です。1枚カードを補充しますが、オープンカードなら公開してその指示に従います。オープンカードで無くなるまでカードを引き補充します。

2、カードの補充
カードの補充です。1枚カードを補充しますが、オープンカードなら公開してその指示に従います。オープンカードで無くなるまでカードを引き補充します。

3、メインフェイズ
メインフェイズには以下の行動のどれかが出来ます。
・「患者の外来」は、手札にある患者カードを他プレイヤーに1枚送りつけます。このときにその患者を治療できる(病気のレベルよりも医師/看護婦のレベルが高い)医師/看護婦を持っていたら、手札からすぐ出して「切り返し」が成立し手番が回ってきます。
急患にはこの「切り返し」は成立しません。「切り返し」をしない場合、入院させて左詰めに患者カードを並べておきます。たとえベッドの数を越えていても、外来の患者を「切り返せない」場合は、ベッドからあふれさせて入院させることになります。
・「患者のオペ」は、入院している患者に対して、医師/看護婦のカードをプレイし、患者を治します。容体悪化の場合は通常の状態に、通常の状態なら退院させられます。1枚の医師/看護婦のカードで、患者のレベルの合計値まで治すことが出来ます(オールマイティはすべてのそのレベルまでのすべて患者を治せます)。
何らかの理由で「患者のオペ」が失敗した場合、その患者はすべて容体が悪くなります。容体悪化であった患者のオペは失敗すると「キルマーク」になり、失点を獲得してそのカードを自分の脇に置いておきます。
・「イベント発生」は、手札から自分に有利/他プレイヤーに不利になるカードをプレイして、その指示に従います。
・いずれの場合も、自分の手番でなくても出せるカードをプレイして、カウンターをかけることが可能です。

4、手札調整
手札が6枚以上なら、5枚以下になるように手札を捨てて、通常の順番にて次のプレイヤーに手番が移ります。

手番には通常の手番の流れと、「切り返し」によって手番が移ったりする場合があるので注意してください。「切り返し」によって手番が移ったら、通常の手番の順はそのプレイヤーの次のプレイヤーとなります。
山札が無くなったら、1回だけ捨て札をすべて集めよく切って山札を作ります。山札が2順したら(最初の山札が無くなったときに切りなおし、その山札が尽きたとき)ゲーム終了です。
「キルマーク」の数を合計し、もっとも「キルマーク」が少ないプレイヤーが勝ちます。

かなり派手なゲームで、半数近くのカードがカウンターや「切り返し」を掛けられると思っていていいでしょう。負けているプレイヤーほど手番が多く回ってくるゲームです。