タイトル エル・カピタン
原題タイトル El Capitan
会社・出版社 Z-man
デザイナー W.Kramer, H.Rosner
プレイ人数 2-5人
対象年齢 10+
プレイ時間 90分
難易度(5段階、易1<難5) 4

「エル・カピタン」は、大航海時代の港湾都市を行き来し、各都市に商館や要塞を建設して影響力を増して行くゲームです。

ボードは3x3のマスになっていて、各港湾都市が記されています。
3ラウンドに別れていて、各ラウンドの終わりに決算が起こります。ゲーム開始時には20フロリンのお金を持ってスタートします。またスタート時は各プレイヤーの船は手元にあります。また各ラウンドに用意される建設可能な商館の数は、前のラウンドで使われなかった数+6軒です。要塞はゲームを通じて5軒までしか建てられません。

自分の順番には、商館/要塞を建設するか、借金を組むかのどちらかしか出来ません。
どこかの港湾都市に建設したい場合は、建設したい都市へ航海カードを用いて移動させます。また各都市には2人のプレイヤーしか入ることが出来ません。
航海カードには、航路カードと都市連絡カードがあり、航路カードは目的の都市に移動するか、縦横で何マスか離れた都市に行けます。都市連絡カードは2つの都市が指定されており、書かれた2つの都市の行き来以外には使えません。
銀行の港から移動する際は、航路カードを使います。航路カードは売りに出されていて、借金しない限り自分の番に何枚でも買えます。

商館を建てる場合、各都市に書かれた建設費を払って建てられます。商館を建てていくと、その都市にある商館の総数に応じて、決算時にその都市に建てた商館の多いプレイヤーへの収入が増えます。ただしある一定数の商館が建ってしまうと早い段階に建てられた商館は一旦閉鎖状態になり、それを建てたプレイヤーが復帰させない限り、決算に含めることが出来ません。

要塞を建てる場合も要塞の建設費を払って稼動させられます。
要塞は商館とは違なり、そこそこ安定した収益を得られます。

何も建てられない場合は銀行の港に戻り、借金をするしかありません。
借金は高額と小額の2種類あり、決算時に返済できますし、それが出来ない場合は 1回までの延長(さらに金利が上がりますが)が認められています。

誰かが各ラウンドに用意された商館を使いきったプレイ順で決算です。商館を建てた都市の数で決定されるボーナス、各都市の商館の数の1位/2位(同着は早く商館を建てたプレイヤーが優先)のボーナス、要塞の収益が収入となります。
またここで借金の返済に迫られます。これが終わると次のラウンドです。

3ラウンド終了して、一番お金のあるプレイヤーが勝ちです。

昔のタイクーンが復活しましたね。
あいかわらず借金にきりきり舞いになります。