タイトル エンパリアン・インク
原題タイトル Empyrean Inc.
会社・出版社 Versal
デザイナー --
プレイ人数 2-4人
対象年齢 9+
プレイ時間 30分
難易度(5段階、易1<難5) 3
「エンパリアン・インク」は、宇宙のメガ・コーポレーションとなって、交渉を行いながら資源を獲得していくゲームです。

資源カードを種類ごとに分けてよく切ります。
惑星カードと工作カードもよく切っておきます。
母星カードを各プレイヤーは選び、各自プレイエリアを準備して通商帝国を形成します。それなりの数のコマを準備します。

ゲームは以下の流れで行われます。

1、新惑星の展開
惑星の山から1枚引いて惑星マーケットに置きます。
惑星がめくられたら、それまでの惑星は前にスライドしていきます。
惑星が5枚並べられたら、もっとも前にめくられた惑星を捨て札にします。

2、生産
自分の通商帝国にある惑星から、対応する資源を獲得できます。
手番プレイヤーから順番に補充していきます。

3、通商
ここでは資源の変換と惑星の占有が可能です。
・資源の交換:プレイヤーは双方が納得する限り、自由に資源を交換できます。
・惑星の占有:惑星マーケットにある惑星を、占有コストを支払うことで占有でき、通商帝国に組み込むことができます。また自分の通商帝国にある惑星1つに資源セットを独占する権利を得ます。
・工作カード:それぞれの資源を1枚ずつ支払えば、工作カードを購入できます。通商帝国は4枚までしか保有できません。工作カードは手札ではなく通商帝国に裏向きに置かれます。

4、カードの公開
全員が手番を終了したら、資源カードを公開していきます。
これは自分のカードを公開する機会で、同じ資源を3枚1組で公開します。その後は1枚ずつでもプレイすることは可能です。
プレイヤー同士で同じ資源が重複する場合、すでに出された資源よりも多い枚数の資源カードを出さない限り、公開することはできません。
同一の資源をセットにして7枚公開すると、その資源をコストとして支払う必要がなくなり独占できます。特定の資源を独占できればゲームに勝ちます。

5、課税
単独で手札の少ないプレイヤーがいれば、2枚以上の惑星を持つプレイヤーから1枚ずつランダムに手札を引きます。
課税の後、カードの公開の機会があります。

6、トークンの委譲
スタートプレイヤーが移ります。

これを繰り返し、人数に応じた資源を7枚公開することで独占できたプレイヤーがゲームに勝ちます。

惑星を占有して、資源を獲得しつつ、カードを公開するという、スタイルの異なるゲームがうまく融合されているような気がします。