タイトル 遺産相続
原題タイトル Die Erbraffer
会社・出版社 Ravensburger
デザイナー Nik Sewell, Jeremy Shaw
プレイ人数 2人−6人
対象年齢 12+
プレイ時間 60分
難易度(5段階、易1<難5) 3
入手難・絶版

「遺産相続」は先祖代々から受け継がれた遺産を、より多く分捕るゲームです。

ゲームのはじめに末息子/娘と未婚の叔父おばを決めます。これはゲーム終了まで秘密となります。
自分の順番には、4枚あるカードを使って、その時代に一族に何が起こったかを示します。基本的には資産の増減が主ですが、中には新しい遺言状によっての遺産の分配が行われたり、バクダン事故によって遺産が吹っ飛ばされるのなどショッキングな内容もあります。
なお時代が進むカードをプレイすると、その時代の親族が1人亡くなり、その瞬間にそのプレイヤーによってその親族の遺産分配が行われます。こうした遺産分配は、このゲームを通じての抗争の火種となるでしょう。

遺産は所持金と骨董品で、所持金は指示がない場合は均等に分配しますが、骨董品はどのような分配でも構わないので、骨董品をターゲットにする場合もあります。骨董品には12,000の高級壷などもあり、話題に事欠きません。こう行ったイベントを踏まえて、最終的に自らの担当する末息子/娘や、未婚の叔父おばに少しでも遺産を多く相続させたプレイヤーの勝ちです。

ボードは一族の家系図となっているので、計画的に遺産を相続させるためには、どの親族から遺産を引っ張ってくるかなどをよく考えなくてはなりません。よくありがちなサスペンスのような遺産をめぐる血みどろな争いをゲーム化した傑作とも言えます。