タイトル 贋金づくり
原題タイトル Faische Fuffziger
会社・出版社 2F
デザイナー F.Friese
プレイ人数 3人−6人
対象年齢 12+
プレイ時間 90分
難易度(5段階、易1<難5) 3

「贋金づくり」は、印刷機で贋金をつくって、マネーロンダリングしたあと、古銭に替える作業を行うゲームです。

洗濯屋カードの山札をよく切って構成し、1枚めくって対応する額と同じ現金をカードに置きます。
鑑定人カードの山札もよく切って構成しておきます。
各プレイヤーは、スタート時点であらかじめ設定された3種類の印刷機のタイルを持ちますが、このとき裏を見てはいけません。残りは種類ごとによく混ぜておきます。
現金チップや銀貨カウンター、贋金を準備します。
スタートプレイヤーを決めます。

1、鑑定人カードの公表
各ラウンドで鑑定人カードをめくります。
鑑定人カードのオークションカードの枚数により、古銭のオークションの回数が決定されます。
もしゲームで使用されている印刷機で、もっとも低い焼却カードが出たら、その印刷機とそれで作れる贋金を廃棄してスクラップ代を現金で受け取り、もう1枚鑑定人カードをめくります。
この山札がなくなったら、順番どおりに山札を作り直します。鑑定人カードのめくられる順番は変わることはありません。

2、印刷機
スタートプレイヤーから順番に、それぞれの印刷機に以下のいずれかが出来ます。
改造:印刷機タイルを裏返します。それにより性能が変化したり、スクラップになったりします。スクラップになったらスクラップ代を現金で受け取ります。
売却:印刷機タイルの性能に準じた金額で売却し、現金で受け取ります。
造幣:印刷機を用いて、性能に応じた偽造紙幣を造幣します。2倍になっているものは2枚造幣します。

3、オークション
スタートプレイヤーから順番に古銭のオークションを実行します。
鑑定人カードのオークションカードごとにオークションダイスを振って、それぞれがオークションにかけられます。
オークションダイスによっては、オークションの回数が増えることもあります。
このとき使えるのは、偽造紙幣でも現金でもかまいません。ただし両方を混ぜることは出来ませんし、偽造紙幣はそれぞれの1順で1種類で揃えなければいけません。最後まで残ったプレイヤーがそれを銀行に支払い、。古銭を獲得します。

4、洗濯屋の競売
各プレイヤーは同時に、この洗濯屋に対して入札を行います。
洗濯屋には最低入札額と、偽造紙幣をマネーロンダリングできる量が記されています。
入札は偽造紙幣でも現金のどちらでもよく、全員の秘密入札で解決します。
もっとも入札額の高いプレイヤーがその金額を支払い、マネーロンダリングの権利を得ます。
カードが獲得されたら、新たに洗濯屋のカードをめくり、その上に指定された現金を載せます。
誰かが洗濯屋を2枚獲得した時点でこの競売は終わり、そのカードの上に置かれた現金を獲得できます。

5、印刷機購入
スタートプレイヤーから順番に、現金で印刷機タイルを性能に応じた価格で購入できます。
このとき印刷機タイルの裏を見てはいけません。

6、不正資金の浄化
スタートプレイヤーから順番に、偽造紙幣を指定されたレートで現金化できます。
これでラウンドは終わりです。

最後の洗濯屋カードが競り落とされるか、150の印刷機の焼却がめくられた時点でゲームは終了し、この時点で現金が最も多かったプレイヤーから順に、銀貨を獲得できます。
銀貨の枚数がもっとも多いプレイヤーがゲームに勝ちます。

順番による競りと秘密入札という2種類の競りをうまく考えながら、印刷機の焼却のタイミングを把握していかなければいけません。競りゲームとしての興味ある内容になっています。
ゲームの性質上、偽造紙幣はくしゃくしゃにしてもかまいません。

他のサイト:
The table game which plays happilyでの紹介