タイトル ファイティング・ファンタジー・シリーズ
原題タイトル Fighting Fantasy series
会社・出版社 Puffin books,
Shakaishisousha, Tokyo Sougensha
デザイナー Steve Jackson, Ian Livingstone etc.
プレイ人数 1人
対象年齢 --
プレイ時間 ??分
難易度(5段階、易1<難5) 3+

「ファイティング・ファンタジーシリーズ」は、ゲームブックといわれるものです。
パラグラフシステムで進行していく1人で遊ぶ本のシリーズで、ファイティング・ファンタジー・シリーズではサイコロ2個と筆記用具があれば遊べます。

基本的には、まず最初に主人公の能力をサイコロを振って決定します。能力には戦闘で使う技術点、これが0になると物語が終わる体力点、最後にここぞという場所で使える運点です。これらを決めた後、始めのパラグラフからスタートします。

この本は通常の本とは違い、通し番号で内容がランダムに書かれています。ゲームブックの読み方はそのパラグラフの番号を最後まで読んだ後、指示された番号または選択できるパラグラフ番号に行き、その続きを読むということになります。中には謎掛けの答えが番号になっていたり、ゲームを続けて行くうちにパラグラフ番号を持つ情報やアイテムを得ていくことがあります。

敵との遭遇による戦闘になることもあります。主人公と敵の技術点にサイコロ2個を加えたものを比べ合い、負けたほうは体力点を2点減らします。
これを繰り返して敵の体力点が0になればその先の内容に進むことが出来ます。自分が体力点0になれば、ほとんどの場合ゲームは終わります。
なおゲーム中に食事をしたり、薬を飲んで体力点を回復させられます。

途中で運試しを強いられる場合があります。その場合は自分の運点の数字以下をサイコロ2個で出せば成功となります。
成否の結果にて内容は変化します。なお、運点は行うたびに1点ずつ消費されます。

最終的にパラグラフを読みつづけて行き、最初に述べられた目的を達成できれば達成となります。

非常に効果的な1人遊びのシステムであり、中にはしっかりメモをしていかないと目的達成できないものまであります。いまでこそ沈静化していますが、いまから12年ほど前には、このファイティング・ファンタジー・シリーズを筆頭に非常に熱狂的なブームがありました。

ファイティング・ファンタジー・シリーズの中でも秀作なのが第1作目の「火吹き山の魔法使い」、魔法システムが独特の「バルザスの要塞」、脱出ものの「死のワナの地下迷宮」、都市冒険ものの「盗賊都市」、難易度は特Aクラスの「モンスター誕生」、ホラーものの「地獄の館」などがあります。また長編として、独特の魔法システムを駆使して、冠を探し出す「ソーサリー!」が名作です。