「フィリピン・フルーツ・マーケット」は、2つの風変わりなトリックテイキングが含まれます。 「ティンダハン」は、フルーツ屋台がテーマとなっています。 ゲームで使用するフルーツの屋台カードを、一列に横に並べます。ロバ荷車コマを、最初の切り札スートを表示するために、バナナの屋台の前に置きます。 フルーツ・カードをシャッフルし、各プレイヤーに均等に配ります。加えて、各プレイヤーは色を選択し、その色のマーカーを9個ずつ受け取ります。 スタート・プレイヤーは、手札から1枚プレイしてリードするか、ロバ荷車コマを他のFood Cartに移動させます。移動先のフルーツが、その時から新規の切り札スートとなります それ以降のプレイヤーには、手札から1枚プレイするか、指定の屋台に店員1人を派遣します。 全員に1回ずつのカードをプレイする機会が与えられたら1トリックが終了し、もっとも強いカードを出したプレイヤーが、そのトリックを獲得します。 カードをプレイする場合、通常のトリックテイキングのルールに従います。すなわち、リードされたスートをフォローしなくてはなりませ 手札にそのフルーツがないときは、好きなカードをプレイしてかまいません 。切り札は、常にその時点でロバ荷車のある屋台のフルーツのスートになります。 1枚でも切り札がプレイされていたら、最もランクの高い切り札を出したプレイヤーが、そのトリックに勝利します。 トリックに勝ったら、それらのカードをまとめて裏返して自分の前に置きます。 前のトリックの勝者が、次のスタート・プレイヤーとして、次のトリックを開始します。 店員を配置する場合は、スートをフォローできるかどうかにかかわらず、カードをプレイせず、リードされたスートに一致する屋台に、自分の店員1人を配置できます。 いずれかのトリック終了時に、誰かの手札がなくなっていたら、そのディールは終了し、得点を算出します: 獲得したトリックは各+2点、プレイできなかった手札は各-1点です。 各屋台は、個別に得点を出し、各屋台で最大の店員数のプレイヤーは+5点、2番目の店員数のプレイヤーは+2点です。 その時点の切り札の屋台ならさらに+1点加算します。 全員がスタート・プレイヤーを1回ずつ終了したら、ゲームは終了します。 ディールの得点を、各自集計し、最も得点を稼いだプレイヤーが、勝者となります。 ----------- 「バストス」は、相場を操作するトリックテイキングゲームです。 必要なカードのみを使用し、それ以外を箱に戻します。 相場カードを組み合わせて、テーブルのプレイエリアの脇に置き、相場チャートを作ります。 紫のマーカーを、それぞれの0の欄に置き、その近くにロバ荷車を置きます。 カードをシャッフルし、均等に配分します。 各プレイヤーは手札から1枚選択し、一斉に公開、各自の前に置きます。 これはこのラウンド中そのままそこに置かれ、各プレイヤーの“バストス!”スートを表示します。 ここで公表されたカード1枚ごとに、各フルーツの価格は相場チャート上で1つずつ上昇し、それに合わせてマーカーを移動させます。 ディーラーの左隣のプレイヤーが、スタート・プレイヤーとなります。 以降のプレイヤーは、可能な限りスートをフォローしなくてはなりません。それが出来ない場合に限り、他のカードをプレイしてかまいません。 まだ切り札が決定される前で、スートをフォローできない場合に限り、自分が今プレイするカードが誰の“バストス!”スートでもなければ、そのスートを切り札として指定してもかまいません。 “バストス!”スートは、決して切り札としては指定できません。 切り札スートを表示するために、ロバ荷車を、相場チャートの対応するスートへと移動させます。 同時に、そのスートの価格を2つ下げます。そのディールの間、そのスートはずっと切り札となります。 1枚でも切り札がプレイされていたら、最もランクの高い切り札を出したプレイヤーが勝利します。 切り札がプレイされなかったら、リードされたスートで最もランクの高いカードを出したプレイヤーが勝利します。 トリックに勝ったら、それらのカードをまとめて裏返して自分の前に置きます。 ただし、自分の“バストス!”スートを出した場合、そのトリックに勝つことはできません。 自分の“バストス!”スートのカードをリードしたら、すぐさま(次のプレイヤーがカードをプレイする前に)そのフルーツの価格を1、上げるか下げるかしなくてはなりません。 プレイヤーが手札を使い果たすと、そのディールは終了します。 各プレイヤーが獲得した各カードは、フルーツごとに相場チャートで決められた価格の点数になります。 カードの得点を計算し、記録します。 プレイヤーはそれまでの得点を集計します。最も得点の高いプレイヤーが勝者となります。 |