それぞれは紋という単位でラウンドが構成されます。紋ではヤクと呼ばれる切り札が決められます。 各ラウンドは最大3ディールまで行われ、ゲームの条件も異なります。 基本的にはカンケイと呼ばれる攻撃側が勝ち進んでいれば、2ディールめ以降が行われますが、カンケイでない側が勝った場合は、そのラウンドは打ち切られます。 最後はトメスッペと呼ばれる、最終ラウンドで決定します。 1戦目はヤテマレとヤクと呼ばれる切り札の中で最も強いポーを持つプレイヤーが、カンケイとして決められます。カンケイ同士が隣り合う場合は、席替えが行われます。 もし両方のカードがきた場合はニジュウカンとなり、手札を入れ替え、カンケイを作ります。 カンケイプレイヤーのどちらから、ディールをはじめてもかまいません。 通常のトリックテイキングゲームと同様に、マストフォローのトリックテイキングゲームです。もしリードされたカードと同じ種類を持っていない場合は、ヤクを使うか、どのカードでもいいから捨て札をします。 全員が1枚ずつカードを出した結果、ヤクの中で最も強いカードを出したプレイヤーか、そうでなければリードで出したマークの中で最も強いカードのプレイヤーが、そのトリックを取り、その中から絵札を取って、各チームの獲得数に加えられます。 ヤテマレは、それらの制約に左右されず、もっとも強いカードです。 もし1戦目で勝てば、次の2戦目のディールが行えます。 そのときは最初のカンケイで、ヤクのポーを持っていたプレイヤーが、2枚のカードをヤテマレを持っていたプレイヤーに差出し、代わりに2枚のカードを戻してから、ヤクの紋を宣言し、そのディールをはじめます。 もし2戦目で勝てば、次の3戦目のディールが行えます。 そのときは最初のカンケイで、ヤテマレを持っていたプレイヤーが、2枚のカードをヤクのポーを持っていたプレイヤーに差出し、代わりに2枚のカードを戻してから、ヤクの紋を宣言し、そのディールをはじめます。 カンケイが負けるか3戦目が終了したらそのラウンドは終了します。 この時点で、得失点を記録します。 このとき、カンケイが3連勝すればサンタテボーナスが入ります。 得失点は、カンケイ側/そうでない側のチームの間で、プラスマイナスとなります。 カンケイ側は、通常2勝以上しないとプラス点になりません。 ただしスコンクといって、1枚も取らせずに勝利条件を満たすと、より高いスコアを獲得できます。じゅうろくを達成すればさらに高いスコアが取れます。 逆に逆スコンクや逆じゅうろくの場合は、相応のスコアとなります。 これを行い、ゲーム終了時の点数を競います。 国産のトリックテイキングの雄です。 決まりごとはあるものの戦略が増しています。 |