タイトル ガープス
原題タイトル GURPS
会社・出版社 Steve Jackson Games, Fujimishobou
デザイナー S.Jackson
プレイ人数 ?players+Gamemaster
対象年齢 12+
プレイ時間 120分
難易度(5段階、易1<難5) 5

「ガープス」は、ピラミッドマークでおなじみの、非常にデータライクなロールプレイングゲーム(RPG)です。

最初にプレイヤーの担当するキャラクターを作成します。
キャラクター作成では、キャラクターポイントをそれぞれの能力値、技能、特徴などに割り振っていき、そのキャラクターの設定を肉付けしていきます。キャラクターポイントは能力に割り振るだけでなく、不利な特徴を設定することで限定的に獲得も可能です。
データ量は非常に多く準備されていますので、従来のダイスを用いたキャラクター作成ではなく、キャラクターポイントを配分することで非常に個性的なキャラクターを作成できます。最初は慣れないかもしれませんが、おおむねキャラクターは非常に個性的なものを自由に製作可能です。

このゲームも、他のRPGの例に漏れず審判役のゲームマスターのもと、シナリオが進んできます。
進行の際にキャラクターが行動を判定する場合、サイコロ3個で設定された能力値や技能以下の数字が出れば成功します。なおこれらの成功判定はただの成功/失敗だけでではなく、目標値からどれぐらいの幅で成功したか/失敗したかを判定しますので、判定値とサイコロの出目の幅がより大きければ、その分だけ結果が劇的な効果を及ぼします。

このゲームの特徴の1つに、対人関係の特徴もキャラクターポイントで設定出来るということがあります。
シナリオ内で登場する人物に対してキャラクターは反応判定を求められることもあり、この反応によってゲームマスターはゲームを導くことも可能です。またこれはうまく使えばプレイヤーのロールプレイの指針ともなり、こういった数値を表すことでシナリオをうまく運用することもできます。

戦闘にて、敵と対峙する場合、武器や魔法などで判定します。
最初に攻撃側の攻撃するものの技能判定の後、防御側の防御判定を行い、命中したらダメージを求めます。武器や攻撃パターンによってダメージ数を出した後、防御側の防具などでそのダメージは減少します。また技能の適用によりさまざまな戦闘中の特殊な効果を出すことも出来、また、ラッキーヒットによる決定的打撃にてダメージを通常より高い数与えることも出来ます。

シナリオが終わった後、経験点としてキャラクターポイントを与えられ、これを用いてキャラクターを成長させることが出来ます。

このゲームは、基本ルールの完成度もさることながら、設定を事細かに決められるゲームであります。また拡張性も非常に高く、さまざまな背景を用いた設定資料のバリエーションも豊富で、シナリオに合わせた背景世界や選択できるルールも用意されています。