タイトル ハイ・ソサエティ
原題タイトル High Society
会社・出版社 Ravensburger, uberplay
デザイナー A.Kitazaki
プレイ人数 3-6人
対象年齢 12+
プレイ時間 30分
難易度(5段階、易1<難5) 2
1995年10位
1995年3位

「ハイ・ソサエティ」はシビアな買い物を楽しむ、競り系のゲームです。残念ながら絶版ゲームになっていますが、いかにもゲーム臭いといったゲームです。

このゲームの根幹は何と言っても”競り”です。各プレイヤー金額が定められた小切手カードを持って始めます。競りに掛けられた上流階級の品物を競り落としていきますが、小切手では両替が効かず、もちろんおつりも期待できません。普通の競りゲームのそれとは違って、知らず知らずのうちに財力を使ってしまうことがあります。

中にはペナルティカードが出てくる場合もあり、最初にパスしたプレイヤーがこれを引き取ることになります。必要なカードを獲得し、ペナルティカードをむやみに引き取らないような小切手管理も、このゲームの場合は案外必要です。

終了カードがすべてめくられた時点で終了しますが、ここでもこのゲームの厳しさが如実に現れます。この時点で一番所持金の少ないプレイヤーは足きりされて失格し、残ったプレイヤーで一番ポイントを稼いだプレやーが勝ちます。

各プレイヤーの使った小切手をしっかりカウンティングして、さらに余計な場所では小切手を節約しつつポイントカードを競り落とすという、通常の競りゲーム以上のクレバーさが必要になってきます。コンパクトながら競りゲームの面白さと厳しさが凝縮されたゲームだと思います。


旧版 Ravensburger


新版 uberplay

別版、珍獣動物園