「ヒュレセブン」は、双方が異なる役割を持つ、大変不思議なアブストラクトボードゲームです。 ボードを広げた後、7色のコマをすべて袋の中に入れます。 このゲームには2種類の役割があり、それぞれ秩序と混沌を表し、交互に担当して1ゲームとなります。 最初に混沌のプレイヤーから始めます。 混沌のプレイヤーは、袋からコマを1つ取り、それを空いているマスに置きます。 続いて秩序のプレイヤーが縦または横に、空いているマスの数だけ1つのコマを移動出来ます。このときにコマを跳び越したりすることは出来ません。 このゲームにおける秩序とは、縦横のコマが連続で対称形になっているものを指します。秩序のプレイヤーはこれを形成することを目指し、混沌のプレイヤーはそれを阻止することが目的です。 すべてのマスにコマが置かれたら得点計算です。秩序を形成する長さの数だけポイントを獲得します。秩序の側のみ得点計算があり、混沌側には得点計算はありません。 次に秩序のプレイヤーと混沌のプレイヤーが役割を交代して、同じように手番を繰り返します。 プレイヤー同士秩序側で獲得したポイントを比べ合い、点数の高かったプレイヤーが勝ちます。 役割が変わるというのが非常に興味深いゲームです。 引きにもよりますが如実に実力が出るゲームかもしれません。 |