タイトル 皇帝の影
原題タイトル Im Schatten des kaisers
会社・出版社 Hans im Gluck
デザイナー R.Burket
プレイ人数 2-4人
対象年齢 12+
プレイ時間 90分
難易度(5段階、易1<難5) 4
「皇帝の影」は、皇帝の座を狙う一族となり、選帝侯に昇格したり、都市を建設したりして皇帝になることを目指します。

プレイヤーは自分の色を選び、貴族と騎士とマーカーとカード類を受け取ります。
マーカー類とアクションカードと勝利ポイントカードを準備します。

スタートプレイヤーを決めて、そのプレイヤーは皇帝マーカーを受け取り、任意の都市に帝国都市タイルを置きます。
貴族を初期配置に従って置いていきます。
最初のラウンドは、ゲームのフェイズ4からはじめます。

ゲームは以下の流れに従い、全員が各フェイズを順番に行います。

フェイズ1:収入
各プレイヤーは、基本収入に加えて自分の都市や統治している都市から収入を得ます。ただし12ターラーが上限です。

フェイズ2:加齢
すべての貴族が1段階加齢します、45歳代の貴族は年齢により除去されます。
皇帝が除去されたら、選帝侯以外の貴族が皇帝になります。

フェイズ3:補充
自分の前に置かれているアクションカードに従ってこのラウンドの補充が決まります。
青が多ければ息子を獲得し、男爵を15歳の位置で任意の選帝侯国の空いている貴族の位置に置きます。埋まっている場合は岸を追い出せます。
赤が多ければ娘を獲得し、他のプレイヤーの男爵に婚姻をたずね、賛同すれば相手プレイヤーの男爵は夫婦になり、娘を出したプレイヤーは1点を獲得します。拒否されれば修道院入りし、1ターラーを獲得します。

フェイズ4:アクション
アクションは以下の3つがあり、皇帝から順番に行います。
1つの山のアクションカードがなくなったら、その山のアクションは行うことができません。
また選択したアクションカードは、次のフェイズ3までプレイヤーの前に置かれ、補充に関係します。
・アクションカードの購入:アクションカードを選び、コストを払って自分の前に表向きに置きます。そのアクションを実行します。
・選帝侯の特権の使用:自分の選帝侯を特権マスに動かし、その特権を使用します。特権には、使えなくなったアクションカードの使用、貴族の年齢の調整、勝利ポイント獲得、15歳の貴族の配置、ターラー獲得、黒幕の能力の使用、皇帝選出の票数などがあります。・騎士の配置もしくは移動:コストを支払い、自分の騎士を空いている貴族マスか城マスに配置します。

フェイズ5:選帝侯
国の状態によって選帝侯の国のパワーポイントを計算し、最も多くのパワーポイントを持っているプレイヤーが新たな選帝侯になります。同点の場合はその中から選帝侯を決定します。
選帝侯が交代した場合、その国の貴族を選帝侯のマスに置き、前の選帝侯は空いている貴族マスに置かれます。
選帝侯が交代すれば、その選帝侯は勝利ポイントを獲得します。
パワーポイントが高くても貴族がいない場合は、選帝侯は空位になります。
選帝侯が交代しなければ、体制は維持されてだれも勝利ポイントは獲得しません。

フェイズ6:皇帝選出
フェイズ4で反逆が発生した場合のみ、皇帝の選出が発生します。
貴族選出は選帝侯の人数+アクションカードの効果で決定し、どちら側につくかを同時に表明します。
皇帝側が多ければ体制は維持され、皇帝プレイヤーが皇帝を続けます。
反逆側が多ければ、直ちに新たな皇帝となって選帝侯以外の貴族を王座に置きます。
追い出された皇帝は空いている貴族のマスに置かれます。
勝ったほうに投票したプレイヤーは勝利ポイントを獲得します。

フェイズ7と8:皇帝の行動とラウンドの移行
ここで各ラウンドで決められた皇帝の特権を行います。
これが終われば次のラウンドに進みます。

5ラウンドのフェイズ7まで行われたらゲーム終了で、その時点で最も勝利ポイントを獲得したプレイヤーがゲームに勝ちます。

選択肢が多く、またタイミング的な順番も考慮しなくてはならないので、思考時間がかなりかかると思います。
ガッツリしっかりやるためには、次のラウンドのことも考えながらプレイする必要があります。
90分では終わらないでしょう。150くらい?