「ジャンヌ・ダルク」は、フランスの100年戦争を舞台としたゲームで、歴史上の派閥となり、フランスを統一することを目指します。 プレイヤーは自分の操る派閥の守備隊コマ/影響コマ/政策コマを持ち、ヒーローカードを1枚ずつ持ちます。守備隊を各派閥の開始する街に2個置いた後、どちらかにつながる街にもう1つだけ守備隊を配置します。 このゲームはフェイズで構成されます。 ・第1フェイズは収入フェイズです。 各派閥は自分が支配する守備隊/城/砦から収入を得られます。 ・第2フェイズは派閥の政治的状態を決定します。 フランス国内の状態を、戦争状態/平和状態のどちらかを選び、同時に公開します。投票結果によってバトルカードとイベントタイルの分配が変わってきます。戦争状態であれば何回でも戦闘が出来ますが、平和状態では戦闘フェイズに1回だけしか戦闘が出来ません。 ・第3フェイズはフランス国内の状態を決定するフェイズです。 フランス国内の状態によってバトルカードの分配が決められます。戦争状態であれば6枚/平和状態であれば4枚です。カードは黄色の攻撃力の書かれたコンバットカードと赤色のさまざまな特殊能力の書かれたカードがあり、この2枚を組み合わせて戦闘を行います。特殊能力には、戦闘時に使用/戦闘後に使用/いつでも使用可というタイミングが書かれていて、そのタイミングで使用します。 ・第4フェイズは購入フェイズです。 追加のバトルカードを買ったり、守備隊の守る街を城に、城を砦にアップグレード出来ます。街をアップグレードことによって、攻撃力と収入を上昇させることが出来ます。なお手札の上限は12枚です。 ・第5フェイズはプレイ順を決めるフェイズです。 派閥マーカーをよく混ぜて、順番を決定します。最初のプレイヤーから影響ポイントを受け取り、イベントタイルをフランス国内の状況に応じた枚数だけ引きます。なお1人のプレイヤーは2ラウンド連続でスタートプレイヤーにはなりません。 ・第6フェイズはイベントと国外からの介入フェイズです。 スタートプレイヤーは、状況によって決められたイベントタイルの効果を発揮します。これによって、より激しい展開になったり、平和な展開に変わったりします。 更に追加イベントとして国外からの介入があります。国外兵力の攻撃力はサイコロ1個に+5の攻撃力です。これがプレイヤーの守る街なら、通常の戦闘ルールで解決します。そうでない場合は、その街は陥落しやすくなるでしょう。国外兵力が街を落としたら、守備隊が駐留し、その攻撃力はサイコロ1個に+5の攻撃力です。 ・第7フェイズはプレイヤーのターンです。 プレイヤーは順番に従い、以下の2つの事が出来ます。それ以外にもプレイヤー間は、カード/所持金/街を用いて交渉を行っても構いません。 拡張>道で接続する誰も支配していない街を、2箇所まで領土とすることが出来ます。港を押さえていれば1つの街に限り、沿岸の誰も支配していない街を支配することも出来ます。 2番目の街を征服するために最初の街から伸ばすことは出来ません。 攻撃>自分の街から、道路または港でつながっている、他派閥の支配する街を攻撃できます。街を攻撃する場合、必ず2枚以上の黄色のカードをプレイする必要があります。1つの街の守備隊は、1つの街に対してに1回だけ攻撃出来ます。 攻撃側は2枚/防御側は1枚の黄色のカードを選び、お互い追加の影響ポイントを使うことが出来ます。さらにお互い赤色の特殊能力のあるカードをプレイできます。この行動は必ず攻撃側から先に行います。またヒーローカードなども使用可能です。 プレイが終わった後、お互いサイコロを振って出た数に、黄色のカードの数字+影響ポイント+街の状態を比べ、大きいほうが勝ちます。このときにいくつかの赤色の特殊効果カードを使うことが出来ます。勝った側の黄色のカードはフェイズの最後まで捨て札にならず、防御に使うことが出来ます。 最後のプレイヤーまで順番が回った時点で、すべてのカードが捨て札となり、山札をすべて切って新しい山札を作ります。 ・第8フェイズは勝利点フェイズです。 各派閥は押さえている州の数を数えます。州を押さえるには州にあるすべての街を支配しなくてはいけません。州を押さえると1点獲得しますが、パリは2点に換算します。また影響ポイントは勝利点の半分の数だけもらえます。 これを繰り返していき、最長10ターン行って、もっとも勝利点を得たプレイヤーが勝ちます。 ジャンヌ・ダルクも出てきますが、内容はオーソドックスな戦闘もののゲームです。黄色の戦闘力と、赤い特殊能力カードを駆使して勝利を獲得していきます。 |