タイトル ナッシュ
原題タイトル Knatsch
会社・出版社 Abacus
デザイナー M.Schacht
プレイ人数 2-6人
対象年齢 8+
プレイ時間 40分
難易度(5段階、易1<難5) 3
2001年6位

「ナッシュ」は、騎士たちの領土を拡充しながら、他プレイヤーとの決闘に勝ちすすみ、うまく勝利条件を目指すダイスゲームです。

スタートプレイヤーを決めて、各プレイヤーは最初に持つ城カードを1枚受け取ります。残りのカードはよく切って山札にし、2つの山札に分けます。

手番になったら、最初にどの目標に対してダイスを振るかを決定します。最初は山札のどちらかですが、ゲームが始まったら他プレイヤーのカードを狙うことも出来ます。
なお決闘カードを除いて、自分が持つ同じカードを狙いに行くことは出来ません。

カードにはダイスの組み合わせが書かれてあり、獲得するためには上回る必要がある目が表示されています。
ただし、カードを狙ってダイスを振る前に、山札のカードを1枚だけその山札の一番下に入れることが出来ます。

カードには城カード、特殊カード、決闘カードがあります。
そのカードに対しては、3回までダイスを振ることが出来ます。カードには3個の色も数字も同じダイスと、1つの色が異なるダイスが書かれています。
ダイスを振った後、どの目を残すかを決めることが出来ます。また3回に満たなくても構いません。なお6の目はいずれの場合もはずれで、どの目にもならず振りなおすことは出来ません。
ダイス目の強さは、5個揃いは4個揃いより強く、4個揃いは3個揃いより強い目と勘定されます。なおカードに書かれたダイス目とまったく同じだった場合は、1個の色の異なるダイスと、揃った出目以外で最高の目を比べて、上回らなくてはいけません。
山札の城カードや特殊カードの場合、成功すればカードを獲得でき、失敗すれば山札の下に戻ります。
他プレイヤーの城カードを攻撃した場合、元の持ち主は攻撃側に対して反撃でき、攻撃側の出した出目を上回れば防御できます。

決闘カードを選択した場合、他のプレイヤー全員に対してダイスの目で勝利しなくてはいけませんが、このときだけ決闘を申し込んだプレイヤーは4回までダイスを振ることが出来ます。決闘の最終的な勝者が決闘カードを獲得します。

特殊カードは、文字通りの特殊な効果を発揮するカードで、ダイスにボーナスを与えたり、山札を操作したり、城カードや特殊カードから守ったりするなど、ゲームを有利にする効果があります。

通常は手番に1枚のカードに対してしかダイスを振ることは出来ませんが、山札から特殊なカードを得た場合は、特別にもう1回だけ手番を得られます。

ゲームは、誰かが4枚の城カードを獲得するか、3枚の城カードを持つプレイヤーが、国王に挑戦して勝つか、2枚の城カードを持つプレイヤーが決闘カードを3枚持っているかで決まり、そのプレイヤーがゲームに勝ちます。
なお国王の強さは5が3個に1で、負けると城カードを1枚捨てなくてはいけません。

他プレイヤーに攻撃が出来るダイスゲームですので、非常に攻撃的なゲームかと思います。それゆえに熱狂できそうです。
特殊カードが結構強いので、うまく活用する必要があるでしょう。