「コンツェルン」は複数の市場をより多く獲得し、その相場を用いて利益のユーロを獲得するゲームです。 各プレイヤーはその色のコマを持ち、プレイヤーの人数より1つ少ない市場ボードを準備します。最初の各市場の価値は3になります。 各プレイヤーに3枚ずつカードを配ります。 手番が来たら最初に収益を得ます。 収益はプレイヤーが参入している市場のシェアの数に、現在の価値を掛け合わせた分だけのユーロを得ます。 各プレイヤーが手番を行った後、最も収益の少ないプレイヤーは1回だけ振りなおし件があります。 領域に参入するか、市場の乗っ取りをしかけるかが出来ます。 またタイミングに応じて手札を使用できます。 なお、市場の価値が0になったら、参入しているコマをプレイヤーの元へ戻し、再び3に価値を戻します。 ・領域への参入: 領域に参入する場合、5個サイコロを振って、市場の中立の領域にある数字以上の3個のぞろ目を作らなくてはいけません。このとき複数個のサイコロをあわせて、1つのサイコロにすることが出来ます。 成功したら、その領域で空いているシェアの数だけ、自分のコマを参入させられます。 3個のぞろ目として使えないサイコロは、競争相手に挑戦するために使うか、相場を変えるか、収入を得るかすることになります。 ・挑戦: 既に参入している市場で新たにシェアを獲得しにいく場合は、サイコロを1個使って、目標のプレイヤーに挑戦します。目標のプレイヤーはサイコロ1個振って数字を比べます。この場合に勝負を決める前にカードを使ってサイコロの数字を増やしてもかまいません。勝ったほうがその市場のシェアを相手から獲得します。引き分けた場合はシェアは変わらないものの、その市場の価値が下がります。 ・収益の増減: 偶数のダイス1個を使うと既に参入している市場の価値を1段階上げ、奇数のダイスを1個使うとどの市場でも1段階下げます。 ・収益: ダイスの目を使い、合計が5ごとに、1ユーロ受け取ります。 ・カード: どのダイスでも1つ使うごとに、5枚を上限としてカードを1枚引けます。 あるいは乗っ取りを宣言します。 ・乗っ取り: 乗っ取りはその市場のシェアに参入していないプレイヤーが行えます。 乗っ取り側の目標の市場を決め、可能なら自分の拠点となる市場を選びます。 乗っ取りをするプレイヤーはサイコロ5個に、拠点があればその拠点にあるシェアの数(5個を上限)までサイコロを振って、4以上が出たサイコロの個数を見ます。これにカードの効果を加えることも可能です。 防御側もサイコロ5個に目標の市場にあるシェア分を足した数のサイコロを振り、4以上が出たサイコロの個数を見ます。 乗っ取り側が成功した場合、成功したその差分だけのシェアを相手から奪えます。 乗っ取り側が失敗したら、次の手番まで使用した拠点から収益を上げることが出来ず、また乗っ取りの拠点として使用できません。 これを繰り返し、最初に収益で200ユーロを稼いだプレイヤーがこのゲームに勝ちます。 サイコロゲームなので運に左右されるかもしれません。 カードは結構虎の子です。うまく使いましょう。 乗っ取りが強烈なので、リアリティよりもゲーム性が高いです。 |