タイトル レオナルド・ダ・ヴィンチ
原題タイトル Leonardo Da Vinci
会社・出版社 Da vinci
デザイナー Acchitocca
プレイ人数 2-5人
対象年齢 10+
プレイ時間 90分
難易度(5段階、易1<難5) 4
「レオナルド・ダ・ヴィンチ」は、ルネッサンス時代の高名な発明家を襲名するゲームです。

ボードを広げ、プレイヤーは師匠や初期状態の弟子、研究所、進歩カウンター、初期状態の資源、初期状態の所持金を準備します。
初級ルールの場合は指定のものを、上級ルールの場合は各プレイヤーはルールに従い選んでいきます。
その後、ボード上に資源カードの山や、機人の山を各置き場に準備し、残った弟子を大学に置きます。発明カードをルールにしたがって準備し、初期状態の発明カードにします。お金を分けておきます。

各ラウンドは以下の流れによります。
7ラウンドめまでは通常のラウンドで、8-9ラウンド以降は研究所の開発のみができます。
1、研究
各プレイヤーは新しい発明をひそかに決定できます。
その場合は、自分の研究所を選び、発明を完成させられる素材を研究所に秘密裏に準備します。新しい発明は研究所あたり1つのみ出来ます。
またその研究では都合が悪い場合は、以前のラウンドで行っている研究をキャンセルし、素材を回収することも出来ます。

2、派遣
各プレイヤーは以下のいずれかを行います。
・弟子を派遣する:都市のエリアや自分の研究所に、弟子を1人以上派遣します。このとき都市のエリアに派遣する場合は、各エリアに左詰で今回配置します。既に派遣したエリアには師匠の扱いを除いて配置できません。研究所に派遣する場合は、研究所のマスに配置します。
・師匠を配置します:師匠通常の配置のほかに、既に弟子が置かれた場所に師匠を置いたり、既に師匠が置かれたマスに弟子を配置できたりします。
・パス:置きたい師匠や弟子のコマが無ければパスになります。

3、解決
研究者の配置が終ったら、都市のエリアと研究所の処理があります。
各エリアにおいて研究員の勢力を比べます。
議会:最初は議会からはじめます。議会は置かれた順番で、弟子の置き換え、フロリンの獲得、発明カードの操作、素材の購入の権利を得ます。議会は、既に選ばれた権利を選ぶことは出来ず、もっとも勢力が低いプレイヤーは恩恵を得られません。
その他の都市エリア:順番に解決します。そのエリアの勢力の大きいプレイヤーから順番に行動を行えます。勢力で劣るプレイヤーは所定のコストを払うか、弟子や師匠を引き払うかします。大学では、弟子を獲得できます。
工房では、工場の拡張や新設、機人が扱えるならば機人を獲得できます。
各店では、各素材を得られます。
研究所:研究所は、その発明に従事している研究者に応じて、開発期間の分だけ進めます。

4、完成
研究開発中の発明に対して、開発期間以上になっていたらその発明は完成し、発明を宣言し、素材を店に戻し銀行から対応するお金を獲得します。
。このとき既に同じタイプの発明を完成させて、発明カードを持っていたら、開発期間を短縮できます。
この発明が自分だけが完成させた場合は、その発明カードを獲得します。そのときまだその発明に従事しているプレイヤーは、それを宣言し、発明マーカーを用いてそれを表します。なおその発明が完成したら、次点のお金を獲得します。
同時に発明を完成させた場合は、発明カードのために入札を行います。

これでラウンドは終了です。
7ラウンドめまでは、議会にお金を1つ準備し、発明カードを表向けます。
8ラウンドめ以降は、研究所のみのプレイになります。

9ラウンドが終了した時点で、発明カードを種類ボーナスを処理し、その時点でもっともお金を持つプレイヤーがゲームに勝ちます。

開発競争は大変です。
細かいゲームですが、研究所の行動をうまく表した好ゲームです。