「革命」は、フランス革命直後からナポレオンのクーデターまでの、激動のフランス下での戦闘と選挙をテーマにしたゲームです。 各プレイヤーは自分の色を選び、マーカーを準備し、得点トラックに置きます。 ターントラックも準備し、カードをAとBに分け、各プレイヤーにAを7枚配ります。 その後それぞれの山札を準備し3枚めくっておきます。 派閥ブロックを分けておき、2個ずつとってターントラックの2番目に置きます。 選挙マーカーを0のマスに置きます。 以下の手順でゲームが進みます。 1、プレイの順番 最初は適当に決めますが、それ以降は勝利点の順番によって決まり、ここで順番を変更します。2ターン目の最初には派閥ブロックをストックに加えます。 2、カード 最初のターン以外では、プレイの順番に従い、好きな枚数だけのカードを捨て、7枚になるように補充します。 またカードを引く際に並べてあるカードから引いてもよく、山札から引いてもかまいません。 3、アクションフェイズ プレイ順番に従って1回ずつ、カードのプレイをするか、カードを引くか、パスするか出来ます。派閥ブロックを使い切るまでアクションを続けます。 ・カードプレイ: 人物、クラブ、大砲、サンキュロットのカードをプレイできます。また人物かクラブのカードをプレイする際、スペシャルカードを1ラウンドに1枚プレイできます。 各プレイヤーはカードをプレイしたとき、捨て札にするか、手前に並べておくかが出来ます。手前に並べたものは次のターン以降再利用できます。サンキュロットが書かれたカードは、選挙で引き分けのときに意味を持ちます。 将軍を用いて派閥ブロックを置く場合はカードの指示に従います。またクラブカードはどの領土にでも派閥ブロックを1つ置くことが出来ます。ただし派閥ブロックは1つの領土に3つまでしか作ることも置くことも統制することも出来ず、同じ色でなくてはならずに1人のプレイヤーが支配します。それを分かるように統制コマを置きます。 大砲のカードは派閥ブロックを置く代わりに、統制コマをバトルボックスに入れます。また大砲のカードも自分の場札に並べておくことが出来ます。 ・カードを引く: 手札が9枚よりも少なければ、1枚カードを引くことが出来ます。カードを引く際に並べてあるカードから引いてもよく、山札から引いてもかまいません。9枚以上持っている場合は、先に2枚捨ててからカードを引きます。 ・パス: パスを行います。 4、戦闘 2ターン目以降で、戦闘が起こりえます。 バトルボックスに統制コマを1番多く入れたプレイヤーが将軍カードを出していたら、革命軍を率いて勝利点を得ます。なお統制コマよりも将軍カードの方に優先順位があります。コマが同数だったら、将軍カードの値で判定し、それも同じなら戦いは負けとみなされ、反革命領とみなされます。 戦闘が終わったら統制コマが戻されます。 5、選挙 選挙トラックに3色の選挙マーカーを置き、行政区トラックを最初の場所に置きます。領土における選挙は、もっとも高い1つのスタックがその色と同じ派閥に1票投じ、統制コマを置くプレイヤーは派閥ブロックを取って保持しておきます。 勝った派閥は選挙マーカーを進めます。なお派閥のスタックを足してはいけません。 引き分けになったら、順番に派閥と同じ人物カードかクラブカードをプレイして、優勢を取れば勝ちます。 パリだけは例外で勝者のすべての派閥ブロックを取ります。 選挙の結果が出たら、派閥ブロックを取ってストックに戻し、使ったカードは捨て札にします。 派閥ブロックによる得点は、3回目以降で派閥ブロックを獲得したプレイヤーが出た時点で獲得できます。 また、選挙マーカーが最も進んでいる派閥が次の政府となり、その政府と同じ派閥ブロックをより多く持っているプレイヤーは5点、2番目は2点を獲得できます。同点の場合はカードを出し合い優勢を決めますが、決まらなかった場合は3点ずつ獲得します。 これらを繰り返して、4ラウンドが終わった場合は純粋に得点で判定します。 それ以外にも勝敗判定が起こりえます。 3ターン目以降で7つ以上の反革命領地が、白い派閥ブロックで支配されると、王党派反革命となります。白の派閥ブロックと白のカードの合計で勝敗を決めます。 反対に選挙終了時に17議席以上急進派が獲得したら、急進派の圧勝となります。赤の派閥ブロックと赤のカードの合計で勝敗を決めます。 フランス革命直後の混乱した状況を体感できます。 少しルールがごちゃごちゃしていますが、カードの出し合いからすべての状況が始まりますので、よく注意していかなくてはなりません。 チャート表は常に見ておく必要があります。 |