タイトル 革命
原題タイトル Liberte
会社・出版社 Warfrog
デザイナー M.Wallace
プレイ人数 3-6人
対象年齢 12+
プレイ時間 120分
難易度(5段階、易1<難5) 4

「革命」は、フランス革命直後からナポレオンのクーデターまでの、激動のフランス下での戦闘と選挙をテーマにしたゲームです。

各プレイヤーは自分の色を選び、マーカーを準備し、得点トラックに置きます。
ターントラックも準備し、カードをAとBに分け、各プレイヤーにAを7枚配ります。
その後それぞれの山札を準備し3枚めくっておきます。
派閥ブロックを分けておき、2個ずつとってターントラックの2番目に置きます。
選挙マーカーを0のマスに置きます。

以下の手順でゲームが進みます。

1、プレイの順番
最初は適当に決めますが、それ以降は勝利点の順番によって決まり、ここで順番を変更します。2ターン目の最初には派閥ブロックをストックに加えます。

2、カード
最初のターン以外では、プレイの順番に従い、好きな枚数だけのカードを捨て、7枚になるように補充します。
またカードを引く際に並べてあるカードから引いてもよく、山札から引いてもかまいません。

3、アクションフェイズ
プレイ順番に従って1回ずつ、カードのプレイをするか、カードを引くか、パスするか出来ます。派閥ブロックを使い切るまでアクションを続けます。
・カードプレイ:
人物、クラブ、大砲、サンキュロットのカードをプレイできます。また人物かクラブのカードをプレイする際、スペシャルカードを1ラウンドに1枚プレイできます。
各プレイヤーはカードをプレイしたとき、捨て札にするか、手前に並べておくかが出来ます。手前に並べたものは次のターン以降再利用できます。サンキュロットが書かれたカードは、選挙で引き分けのときに意味を持ちます。
将軍を用いて派閥ブロックを置く場合はカードの指示に従います。またクラブカードはどの領土にでも派閥ブロックを1つ置くことが出来ます。ただし派閥ブロックは1つの領土に3つまでしか作ることも置くことも統制することも出来ず、同じ色でなくてはならずに1人のプレイヤーが支配します。それを分かるように統制コマを置きます。
大砲のカードは派閥ブロックを置く代わりに、統制コマをバトルボックスに入れます。また大砲のカードも自分の場札に並べておくことが出来ます。
・カードを引く:
手札が9枚よりも少なければ、1枚カードを引くことが出来ます。カードを引く際に並べてあるカードから引いてもよく、山札から引いてもかまいません。9枚以上持っている場合は、先に2枚捨ててからカードを引きます。
・パス:
パスを行います。

4、戦闘
2ターン目以降で、戦闘が起こりえます。
バトルボックスに統制コマを1番多く入れたプレイヤーが将軍カードを出していたら、革命軍を率いて勝利点を得ます。なお統制コマよりも将軍カードの方に優先順位があります。コマが同数だったら、将軍カードの値で判定し、それも同じなら戦いは負けとみなされ、反革命領とみなされます。
戦闘が終わったら統制コマが戻されます。

5、選挙
選挙トラックに3色の選挙マーカーを置き、行政区トラックを最初の場所に置きます。領土における選挙は、もっとも高い1つのスタックがその色と同じ派閥に1票投じ、統制コマを置くプレイヤーは派閥ブロックを取って保持しておきます。
勝った派閥は選挙マーカーを進めます。なお派閥のスタックを足してはいけません。
引き分けになったら、順番に派閥と同じ人物カードかクラブカードをプレイして、優勢を取れば勝ちます。
パリだけは例外で勝者のすべての派閥ブロックを取ります。
選挙の結果が出たら、派閥ブロックを取ってストックに戻し、使ったカードは捨て札にします。
派閥ブロックによる得点は、3回目以降で派閥ブロックを獲得したプレイヤーが出た時点で獲得できます。
また、選挙マーカーが最も進んでいる派閥が次の政府となり、その政府と同じ派閥ブロックをより多く持っているプレイヤーは5点、2番目は2点を獲得できます。同点の場合はカードを出し合い優勢を決めますが、決まらなかった場合は3点ずつ獲得します。

これらを繰り返して、4ラウンドが終わった場合は純粋に得点で判定します。
それ以外にも勝敗判定が起こりえます。
3ターン目以降で7つ以上の反革命領地が、白い派閥ブロックで支配されると、王党派反革命となります。白の派閥ブロックと白のカードの合計で勝敗を決めます。
反対に選挙終了時に17議席以上急進派が獲得したら、急進派の圧勝となります。赤の派閥ブロックと赤のカードの合計で勝敗を決めます。

フランス革命直後の混乱した状況を体感できます。
少しルールがごちゃごちゃしていますが、カードの出し合いからすべての状況が始まりますので、よく注意していかなくてはなりません。
チャート表は常に見ておく必要があります。