| タイトル | マジカル・パラダイス |
| 原題タイトル | Magical Paradise |
| 会社・出版社 | Bandai,Tenky |
| デザイナー | -- |
| プレイ人数 | 2人 |
| 対象年齢 | 12+ |
| プレイ時間 | 20分 |
| 難易度（5段階、易1<難5） | 4 |
「マジカル・パラダイス」は魔女っ子もののストーリーを舞台にした、1ブースターパックで遊べるトレーディングカードゲーム(TCG)です。
カードには3種類あり、魔法少女カード、アイテムカード、エピソードカードとあります。魔法少女にはアイテムを装備するための魔力と、相手とのアタック判定（このゲームではマジカルアタックと呼ぶ）に使うライフ、それに相手魔法少女に対してアタックをかけるパワーが書かれています。アイテムには使うキャラクターによっての効果の違いが書かれています。またエピソードカードにはその魔法少女同士のエリアでの特殊効果が書かれています。
場には自分と対戦相手に対してエリアが3つあり、それぞれのエリアで魔法少女が対峙します。またこのエリアの優先権（このゲームではマジカルキーと呼ぶ）をめぐるゲームです。
プレイヤーは1パック10枚を選び、その中にある魔法少女より1枚をランダムに選び、中央エリアに出します。ライフと魔力の合計が大きいほうが先にメインプレイヤーとなります。残ったカードはシャッフルして山札にして、2枚が手札になります。
ターンの最初に両プレイヤーが1枚山札から引きます。
その後メインプレイヤーより1枚だけ、魔法少女カードを空きエリアもしくはスペアに出すか、魔法少女にアイテムカードをつけるか、エリアにエピソードカードを出し、効果があればその効果を適応します。
その後、あるエリアにおいてメインプレイヤーのみ、魔法少女を入れかえる、またはマジカルアタックを試みるエリアを選択します。そのエリアにエピソードが置かれていたらそれが適応されます。
入れ替えはすぐ隣のエリア、またはスペアにいる魔法少女と入れかえられますが、マジカルキーを持っている魔法少女は入れ替えの対象には出来ません。
マジカルアタックが選ばれたら、メインプレイヤーより行動エリアにある魔法少女やアイテムを1枚ずつ使うことが出来ます。そのエリアで使用可能なカードを交互に使っていきます。なおカードは使用したら、使用完了状態になったり、ものによっては効果を喪失するものもあります。
いずれかがパスを行うか、相手のライフが0になった瞬間にマジカルアタックは終了します。その時点でライフが多いほうに、そのエリアのマジカルキーが動きます。
最後にリフレッシュフェイズがあり、まずライバルがいないエリアには、自動的にマジカルキーを得られます。またこの時点ですべてのカードを使用可能状態に戻し、ライフや魔力など効果を元に戻します。その後メインプレイヤーが交代します。なお手札が1枚しかないときには最後のターンとなり、劣勢のほうがメインプレイヤーとなります。
最後のターンが終わったらゲームが終了し、マジカルキーを多く得ていたプレイヤーが勝ちます。
いわゆる美少女キャラクターを題材にしたギャルゲーの割には、意外とかつかつした展開のゲームです。カードの効果とか連鎖をよく把握しておかないと、狙った効果を出すのは難しいかもしれません。特筆すべきはたった1ブースターでゲームができること、大変経済的なゲームですので、他の業界の皆さんも見習って欲しいところです。
