タイトル マハラジャ
原題タイトル Maharaja
会社・出版社 Phalanx
デザイナー M.Kiesling, W.Kramer
プレイ人数 2-5人
対象年齢 12+
プレイ時間 120分
難易度(5段階、易1<難5) 4
2004年ノミネート

「マハラジャ」は、インドの地方領主となって、王であるマハラジャを出迎えるために、勇壮な宮殿を建設していくゲームです。

ボードを広げます。
各プレイヤーは、行動ディスクとルール早見表、宮殿7つと家4つ、15金貨を受け取り、手前に置きます。
残りの家や宮殿や金貨はストックに置きます。
マハラジャと各プレイヤーの建築士をスタート地点に置き、キャラクターカードを準備します。
統治者マーカーを統治者トラックに順番に置きます。

スタートプレイヤーから順番に、キャラクターカードから1枚ずつ選んでいきます。
各キャラクターは順番と能力があり、それらを考慮して選んでいきます。
次いで、最初に受け取った家を、ボード上の各村に対して順番に置いていきます。
各村には家は2つまでしか置けません。家を置くときは都市の間にある村に家をすべて置くことで接続します。
各プレイヤーが家を4つずつ置いたら、6つずつ新たに受け取ります。

ゲームターンの順番は以下の流れによります。

1、マハラジャと統治者コマの配置
マハラジャを統治者マーカーに対応する都市に移動させ、その統治者マーカーを統治者トラックの一番上の空いているマスまで移動させます。
これによりマハラジャは移動し、ターンの最後にマハラジャのいる都市が得点計算が行われます。

2、行動の選択
各プレイヤーは行動ディスクを用いて、秘密裏に2回の行動を決定します。同じ行動をしたい場合は、2回の行動を指し示すようにします。
行動には、お金を受け取るもの、手元から家を建てるもの、家を移動するもの、手元に家を準備するもの、宮殿を建てるもの、宮殿と家を両方立てるもの、統治者トラックを変更するもの、キャラクターカードを交換するものがあります。

3、行動の処理
行動ディスクをいっせいに公開し、キャラクターの順番にしたがって、選択した行動を行います。行動の処理は任意ですが、行動が完全に行われないときは、それ以外のプレイヤー全員に金貨2枚が与えられます。
>行動・建設:建設費は家1つあたり金貨1、宮殿は金貨12です。家は村に対して建設制限があり、宮殿も都市に対して建設制限があります。宮殿は建設費は同じですが、中央のほうが得点計算の価値が高くなります。
>行動・家の移動:自分の家を、他の村や都市に移動させることができます。村に移動する場合は建設制限が適用されます。都市に移動させる場合は、その都市に自分の建築士が必要です。
>行動・家の準備:手元に家を2つ準備できます。
>行動・統治者トラック変更:統治者をマーカーを選んで、それを2段階下げ、マハラジャの移動する順番が変更されます。
>行動・キャラクターカード交換:行動を選んだプレイヤーがキャラクターカードを1枚取り、それまで持っていたカードをストックに戻します。取られたプレイヤーはストックにあるいずれかのキャラクターカードから1枚を選びます。これにより行動順が変化します。
>建築士:都市に宮殿を建てようとしたり、家を移動させたり、都市に影響力を与えるためには、建築士を移動させなくてはいけません。このとき自分の家のない村を通過するたびに、家ごとに通行料を支払わなくてはいけません。

4、得点計算
すべての行動が終わったら、マハラジャのいる都市で得点計算を行います。
その都市に対しての影響力を比べて、その結果で受け取れる金貨が変わります。
影響力は、各都市の中央の宮殿、周辺の宮殿、家、建築士の存在で決定します。
都市において占有であった場合はボーナスが与えられます。

得点計算が終われば、マハラジャは統治者トラックの一番下の都市に移動し、その統治者マーカーは統治者トラックの一番上のマスに移動します。

プレイヤーの誰かが7つ目の宮殿を建てるか、統治者トラックの10のマスが埋まるかしたらゲーム終了で、最も多くの宮殿を建てたプレイヤーがゲームに勝ちます。

運の要素はほとんどなく、相手の行動の読み合いです。
行動をうまく吟味していかなくてはいけません。

他のサイト:
The table game which plays happilyでの紹介