「迷宮キングダム」は、さまざまな仕掛けのある迷宮に挑み、ランドの経営も行うことも目的としたゲームで、RPGの1つの方向性を提示したゲームです。 このゲームでは、最初にキャラクターとランドを設定します。 キャラクターはあらかじめ定められた職分と、職分の中から選ぶ職能を選んでいきます。これにより獲得できるスキルと能力値が設定され、次いで職分や職能によって設定された能力値を設定して、その値からヒットポイントなどの副次的な能力値が設定されます。また所持しているアイテムと、感情的な特徴を決定していきます。 次にランドを設定します。 ランドには人口と国力、そのランドの逸材も設定します。このランドはプレイヤーとゲームマスターの共用の存在です。 さらにそのランドの施設や領土や予算枠を設定していき、それらの各施設を接続していきます。 無論、このゲームはRPGなので、ランドメイカーはこのキャラクターとランドを踏まえたうえで、シナリオと呼ばれるゲームの筋道を設定します。 このゲームは基本的に迷宮をベースに考えられているので、ゲームに用意されるマップに対して、さまざまな迷宮設備を準備しておきます。 実際のゲームでは、以下の流れでゲームを行います。 途中にある判定は、能力値にサイコロを振り、難易度以上が出れば達成です。 最初は準備フェイズです。 実際にキャラクターとランドを作成したら、設定したそれらのものに加え、バトルフィールドと無地のマップを準備します。 ランドで設定された民の声と同じ数だけマーカーを準備します。 次に王国フェイズです。 シナリオの導入から、プレイヤーは配下の分配を決定し、戦力を決定します。 次に予算を用いて、冒険の準備、およびランドの設備投資を行うことができます。この予算を用いて、探索のアイテムを手に入れたり、ランドの収入を設定できます。 次に探索の計画を考えます。事前情報の収集やアイテムの作成、さまざまなイベントなどを行い、探索の危険度を事前に押し下げることが可能です。 以上の王国フェイズでの準備を踏まえて、実際に探索に入ります。 迷宮フェイズでは、バトルフィールドと無地のマップを準備します。 スタート地点を決定し、バトルフィールドにそれぞれのキャラクターの位置をあらわします。 迷宮の部屋へ移動する際は、あらかじめ警戒度を設定し、危険度とイベント発生率をある程度操作できます。 部屋への移動が終了したら、その部屋でのシナリオ上の出来事をゲームマスターが説明し、その部屋の状態を記します。 その部屋の出来事が解決したら、各プレイヤーは捜索や各自持っている能力やアイテムの使用、位置の変更、休息を行うことができます。 それらの行動を行うことで時間が進み、ヒットポイントの減少が行われます。 戦闘はバトルフィールドを用いて行われます。 戦闘では、各キャラクターはバトルフィールド上の移動のあと、攻撃か、支援行動か特殊移動が行えます。 攻撃は、武器を決定して目標との射程を確認した後、命中判定を行います。命中すれば武器の効果に応じたダメージを与えます。 支援行動は、各自持っている能力やアイテムの使用が行えます。 特殊移動は追加の移動や逃走ができます。 これらをお互い行ったらラウンド終了で、どちらかの陣営のみが残るまで繰り返します。倒した敵のレベルにて、財宝を獲得できます。 探索から帰還すると終了フェイズです。 収支を計算してキャラクターとランドに対して分配を行います。 最後にキャラクターはレベルアップの判定を行い、ランドは維持費を支払い設備投資を行います。 非常に運営を迫られます。 冒険だけではないので、いろいろと考えることが多そうです。 他のサイト: The table game which plays happilyでの紹介 |