タイトル マニラ
原題タイトル Manila
会社・出版社 Zoch
デザイナー F-B.Delonge
プレイ人数 3-5人
対象年齢 10+
プレイ時間 60分
難易度(5段階、易1<難5) 3
「マニラ」は、フィリピンの植民地支配下の商人となり、闇市の競争を行うゲームです。

各プレイヤーは30ペソを持ち、プレイヤーコマを持ちます。
株券は各3枚をよく混ぜて、各プレイヤーに2枚ずつ配ります。残りは株券のストックとして持ちます。
価値マーカーを評価欄に準備します。
その他のアイテムは、ボード脇に置きます。

ゲームは以下の手順にて行います。
ゲームの途中で、株券を担保に入れることで12を受け取れますが、担保から戻すためには15かかります。

1、港湾管理人の競り
スタートプレイヤーから順番に、港湾管理人の競りを行います。
最も高い落札価格を行ったプレイヤーが港湾管理人となります。

2、港湾管理人の行動
最初に株券のストックから、株券を1枚購入できます。株券は評価額でやり取りされますが、0の評価額のものでも5掛かります。
次に、船のどの商品を積むかを決めます。船が港に着けば、その商品から利益を出すことができます。積み込まない商品は今回評価対象になりません。
そして、各船がどの位置からスタートするかを決めます。スタート地点の数字の合計は9にしなくてはならず、13を越えると船が港に到着しますし。

3、仲間コマを配置
プレイヤーは1つずつ、所定の金額を支払い、仲間コマを配置します。
商品に置けば、港に着いたときに、その商品から売却益を頭割りで得られます。
港に置けば、港に商品がついたときに、その港湾業務にて給料が出ます。
造船所に置けば、港に商品がつかなかったときに、その修理業務で給料が出ます。
海賊に置けば、船が最後のマスに到達したときに、その船の空いているマス乗り込んだり、その船を奪ってその船から収益を得ます。
案内人に置けば、最後の移動のチャンスに、船の位置を移動させることができます。
保険に置けば、最初に所定のボーナスが入りますが、船が造船所に行くたびに保険料を支払わなくてはいけません。

4、配当
3回の船の移動を行い、その過程において海賊や案内人の処理を行います。
3回の移動の後、うまく配置できた仲間コマに対して収入があります。
商品は、港に着いたら、その船に書かれた収入を頭割りします。
それ以外のコマは、当てはまる条件に従って収入を得、保険は反対に支出をします。
最後に港に到着した船の価値マーカーを1段階上げます。

これを繰り返していき、どれかの商品が30に達した時点でゲーム終了です。
株券をその価値に変換し、もっとも多くの金を持っていたプレイヤーがゲームに勝ちます。

サイコロ運の要素をうまく読みで決めていかなくてはいけません。
分りやすいゲームかと思います。