「マルク」は環境問題に取り組んだリサイクルゲームです。 このゲームはガラス/王冠/ソースキャップ/プラスチック/ダンボール紙をリサイクルして、お金を掻き集めるゲームです。最初30マルク持っています。 順番が来たらサイコロを2個振って、出た品目2つをリサイクルに掛けます。ただしサイコロにはハンマーとワイルドがあって、ワイルドはどの品目を扱ってもよく、ハンマーは指示された品目に対して所持金で入札します。 なおハンマーが出たらもう1回自分の番がきます。 各プレイヤーリサイクル行程を持っていて、出た目1つにつき1行程進めることが出来ます。行程はまず倉庫に運び込み、ついで加工工場、それが終われば晴れて再生となります。なお、倉庫ならびに工場は空きが4つしかなく、どちらかが3つ以上埋まっていたら維持費5を、両方埋まっていたら10を毎ラウンドのはじめに払わなくてはなりません。 再生完了したものは、盤上にある列のどれかに埋めていきます。列の最初にリサイクルされた品(たとえばガラス)が決定したら、その列はすべてガラスが置かれます。リサイクルが完了し、列を埋めたら埋めたところに書かれたお金を貰えます。リサイクルされる品は8つありますが、1列には5つしかリサイクル可能なマスはなく、ある品の列がすべて埋まったら、倉庫や工場にあるまだ残ってる同じ品は残念ながら不法投棄になります。 列が4列埋まったら終了。その時点で一番お金を持っているプレイヤーの勝ちです。 環境問題を如実に表したゲームですが笑えます。マテリアルは本物が入ってますし、再生できなかったものが不法投棄という事態になるのは、変にリアルで笑えます。 基本的にはさいころゲームなんですが、ハンマーの入札が適度な緊張感を与えてくれます。また維持費が結構痛いので、タイミングよくリサイクル完了させられないと結構お金が出て行くし、かといってリサイクルの列は後の方ほど買取率がいいし、あんまり抱えすぎると不法投棄が待っているので、このあたりぎりぎりまで待つか、とっとと売り払うかの選択が結構シビアです。シビアさの中にユーモアがあるいいゲームです。 |